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ルンバの勃興なるか。日本のニーズをとらえた小型・低価格・カラフルが魅力の新型「ルンバ ミニ」

FEB. 19, 2026 17:41
Text : 林利明
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Contents

アイロボットジャパンは、日本の住環境を前提に開発したという世界最小クラスのロボット掃除機「Roomba Mini(ルンバ ミニ)」を日本で先行発売する。自動ゴミ収集機能を持つ充電ドックとペアになる「Roomba Mini 掃除機&床拭きロボット + AutoEmpty 充電ステーション」は2月27日、充電機能のみのコンパクトなドックとペアになる「Roomba Mini Slim 掃除機&床拭きロボット + SlimCharge 充電スタンド」は4月6日の発売だ。

  • 「Roomba Mini 掃除機&床拭きロボット + AutoEmpty 充電ステーション」、「Roomba Mini Slim 掃除機&床拭きロボット + SlimCharge 充電スタンド」

メディア向けの製品発表会で実機に触れてきたので、ファーストインプレッションをお届けする。結論から言うと、これは人気が出そう。ルンバ ミニの注目ポイントは以下だ。

小型
従来のルンバの約半分という本体サイズ

価格(公式オンラインストア価格)
・Roomba Mini 掃除機&床拭きロボット + AutoEmpty 充電ステーション:4万9,800円(ロボットスマートプラン+のサブスク月額は2,380円)
・Roomba Mini Slim 掃除機&床拭きロボット + SlimCharge 充電スタンド:3万9,800円(ロボットスマートプラン+のサブスク月額は1,880円)

日本とインテリアを意識したカラバリ
「Roomba Mini 掃除機&床拭きロボット + AutoEmpty 充電ステーション」には、白(SHIRO)、黒(KURO)のほか、桜(SAKURA)、若葉(WAKABA)を用意。桜と若葉はパステル調のピンクとグリーンだ。

日本の住まいに合わせた“サイズ優先”の新ルンバ

  • ルンバ ミニの掃除機本体。サイズは幅24.5×奥行き24.5×高さ9.2cmとかなり小型

    ルンバ ミニの掃除機本体。サイズは幅24.5×奥行き24.5×高さ9.2cmとかなり小型

  • メガネや腕時計と一緒に(左)。SlimCharge 充電スタンドにセットした状態を真横から(右)。もちろん横置きも可能。掃除後に自動で充電スタンドに戻るようにするには横置きに

ルンバ ミニは、国内市場で販売されているメインブラシ搭載・水拭き機能付きロボット掃除機としては最小クラスとされ、設置スペースを大幅に削減できる。

近年の住宅は狭小化が進み、家具配置の自由度や収納スペースの制約が大きく、ロボット掃除機の置き場所が課題となるケースも少なくない。ルンバ ミニはそうした事情を前提に、本体と充電ステーションの占有面積を抑え、狭い部屋でも導入しやすくした。

ロボット掃除機本体の重さも約2kgと比較的軽く、部屋から部屋へ持ち運んで掃除する使い方も想定している。加えて、自動ゴミ収集機能付きのAutoEmpty 充電ステーション、充電機能のみのSlimCharge 充電スタンドは、オプションとして追加購入も可能になるとのこと。発売時期は数カ月以内としており、参考価格はAutoEmpty 充電ステーションが2万1,000円、SlimCharge 充電スタンドが9,700円だ。

  • 自動ゴミ収集機能を備えるAutoEmpty 充電ステーション。紙パックの着脱はワンタッチで、ステーションから引き抜くと自動的に「吸い込み穴」がカバーされ、集めたゴミが散らない仕組み。AutoEmpty 充電ステーションには、後述する水拭き用のプレートも収納しておける

気になる点としては、小型化にともなうバッテリー駆動時間や、ロボット掃除機本体のゴミ収集容量、そもそもの掃除性能などが挙げられるだろう。

これは実際に使ってみないと分からないのだが(環境にも多分に影響される)、掃除性能についてはパワーリフト吸引と専用設計のシングルアクションブラシによって高い吸引力を維持し、かつての人気シリーズ「Roomba 600」と比較して約70倍の吸引力としている。また、実機の動作デモを見て感じたのは、小型化したことによって小回りがきくようになったこと。テーブルやイスの脚のまわりもかなりギリギリまでていねいに掃除していた。

【動画】ルンバ ミニの動き。テーブルの脚まわりに注目

ロボット掃除機本体のゴミ収集容量が減るのは仕方ないところ。掃除の途中でゴミがいっぱいになると自動的にAutoEmpty 充電ステーションへ戻ってロボット掃除機本体のゴミをステーションの紙パックへ移し、掃除を再開。部屋の広さと掃除面積、室内のゴミの量にもよるが、比較的きれいな1部屋~2部屋くらいなら1回のフル充電で掃除しきれる。

ただ、室内に犬や猫のペットが居る家庭、カーペット面積の多い環境だとルンバ ミニは厳しい。こうした家庭には、ルンバ プラスやルンバ マックスといった既存モデルをおすすめする。

  • 「Roomba Mini Slim 掃除機&床拭きロボット + SlimCharge 充電スタンド」の場合、ロボット掃除機本体のゴミは手動で捨てることになる

    「Roomba Mini Slim 掃除機&床拭きロボット + SlimCharge 充電スタンド」の場合、ロボット掃除機本体のゴミは手動で捨てることになる

  • 背面とブラシ

  • ルンバ ミニのブラシ幅と、一般的なスティック掃除機のヘッド幅を比較してほぼ同等とする、アイロボットジャパン 代表執行役員社長の山田毅氏

    ルンバ ミニのブラシ幅と、一般的なスティック掃除機のヘッド幅を比較してほぼ同等とする、アイロボットジャパン 代表執行役員社長の山田毅氏

反転攻勢の一手となるか

ルンバ ミニは水拭きにも対応する――のだが、あくまで手動だ。専用の水拭きシート、あるいは市販の水拭きシートを、付属のプレートに巻いてロボット掃除機本体にセット、動作させる。水拭き時は本体のモーターが動かないため、静音性が高い。最近の高機能なロボット掃除機には水拭きからモップ洗浄/乾燥まで全自動のモデルもあるので、ここは評価が分かれるところだ。

水拭きについては企画/開発の段階でも議論になったそうだが、本質的な機能である吸い掃除に厳選した機能と性能にすることで、小型化、小回り、設置性というメリットを生み出した。製品としての良し悪しというより、使用環境とライフスタイルに応じた選択肢が増えたと考えるべきだろう。

  • 水拭き用のプレートにウェットシートを巻いて、本体底面に取り付けたところ

    水拭き用のプレートにウェットシートを巻いて、本体底面に取り付けたところ

そのほか、Wi-Fiとスマホアプリにも対応し、掃除のスケジューリングや掃除エリアの設定なども可能。その一方で、Wi-Fiを使わなくても本体のボタンひとつで掃除(水拭き含む)を始められる手軽な操作性もアピールしている。これは初期のルンバへの回帰ともいえ、アプリ操作を面倒に感じる人、苦手な人でも楽に使えるということで、使い勝手をよくしている点だ。

このところ経営面でネガティブな話題が続いた米アイロボットだが、中国のロボット製造大手、Picea Robotics(パイシア ロボティクス)の傘下となって再出発を図ることが決まり、一区切り。そんな中でも日本におけるアイロボットジャパンの業績(ルンバの売れ行きやシェア)は堅調であり、今回のルンバ ミニはさらなる成長エンジンになるだろう。

  • アイロボットジャパン 代表執行役員社長 山田毅氏(左)、アイロボット・コーポレーション マーケティング最高責任者 アテナ・カスヴィキス氏(右)。カスヴィキス氏はルンバ ミニのカラバリ展開などを主導した

    アイロボットジャパン 代表執行役員社長 山田毅氏(左)、アイロボット・コーポレーション マーケティング最高責任者 アテナ・カスヴィキス氏(右)。カスヴィキス氏はルンバ ミニのカラバリ展開などを主導した


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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