Googleは年次開発者会議「Google I/O 2026」を2026年5月19〜20日に開催する。米カリフォルニア州マウンテンビューのShoreline Amphitheatreをメイン会場とし、オンラインでも同時配信する予定である。基調講演をはじめ、対談形式のセッションや製品デモを通じ、同社のプロダクト全般にわたるアップデートが提供される予定だ。
昨年に続きGoogle I/O 2026でも、AI関連の比重が高まる見通しである。Geminiの更新や機能拡張、最新の研究成果の紹介やデモが基調講演の焦点となりそうだ。さらに、Androidの次期バージョン「Android 17」、市場の関心が高まっているスマートグラスに関する発表にも期待が寄せられている。
GoogleはI/O開催発表にあわせ、Android 17の「Beta 1」を2月13日にリリースした。3月にはAPI仕様およびアプリ挙動が確定する「Platform Stability」へ移行する予定であり、2026年第2四半期中の正式版リリースを予定している。
Android 17では、開発プロセスに「Android Canary」が導入された。プレリリース段階のAPIや将来的に導入される可能性がある動作変更を、初期ビルドの段階から検証できるチャンネルである。従来は開発者向けプレビューからベータ版へと段階的に移行する方式を採っていたが、CanaryとBetaを並行して展開することで、より継続的なフィードバックと改良を可能にする体制へと移行する。
Androidのリリースは、年次のメジャーアップデートに加え、四半期単位で機能改善を行うQPR(Quarterly Platform Release)の重要度が増している。Android 17でも複数回のアップデートが予定されており、OS機能の投入は「年1回の一括更新」から「段階的な継続投入」へと移行する流れが一層明確になっている。
Android XRに関して、Googleは2025年のGoogle I/Oにおいて、アイウェアブランドのWarby ParkerやGentle Monsterとの提携を発表し、2026年に最初の製品が登場する見通しを示していた。MetaとRay-Banの提携モデルが年間700万本以上を売り上げるなど、スマートグラス市場は急速に拡大している。GoogleがGeminiを統合したウェアラブル体験をどのような形で提示するのか。製品デザインや開発方針に関するより具体的な情報公開への期待が高まっている。


