米Googleは2月4日(現地時間)、Pixelスマートフォンのエントリーモデル「Pixel a」シリーズの最新機種となる「Pixel 10a」のティザー映像を公開した。これに伴い、予約開始日が2026年2月18日になることが正式に明かされた。

現行モデル「Pixel 9a」が2025年4月に発売されてから1年を待たずしての発表は、例年にない早期展開となる。なお、Pixel 9aの日本発売は米国(4月10日)よりわずかに遅い4月16日となった。

9aのフラットデザインを継承

公開された15秒の映像では、Pixel 10aの外観を全方位から確認できる。デザイン面での最大の特徴は、背面のフラットな設計だ。Pixelシリーズは長らく、背面に帯状の突起を設けた「カメラバー」が象徴的なデザインであったが、現行モデルのPixel 9aでこのバーを廃止し、フラットでシンプルなデザインを採用。Pixel 10aもこれを踏襲している。

映像からは、2つのカメラが配置された楕円形のユニットが背面パネルとほぼ完全にフラットな状態で収まっていることを確認できる。ミニマルなデザインがさらに洗練されている。

カラーバリエーションについては、事前のリーク情報で「ラベンダー」と呼ばれていた新色が登場する。Pixel 9aの「アイリス(Iris)」よりも青みがかったパープル系のカラーだ。

価格と性能のバランスに注目

昨今の世界的なメモリ部品不足によるデバイスの価格上昇が懸念される中、Pixel 10aの価格設定が大きな焦点となっている。欧州でのリーク情報に基づく報道では、米国での価格は前モデルから据え置きの499ドル、あるいはそれ以下に設定されるとの予測も出ている。

一方、SoC(システムオンチップ)に関して、コストを抑えるためにPixel 9シリーズと同じ「Tensor G4」の改良版を搭載するとの説と、最新のフラッグシップ機と同じ新世代の「Tensor G5」へジャンプアップするとの説に分かれている。処理能力の向上と価格維持のどちらが優先されるか、消費者の関心も高い。

Googleはティザー映像に、「A phone with more in store, in store soon.(もっと多くを秘めたスマートフォン、まもなく登場)」というキャッチコピーを付けている。「in store」を重ねて、「蓄え(秘められた機能・性能)」と「店頭(発売)」のダブルミーニングで使うことで、単なる外観の継承にとどまらない内部機能やソフトウェアの進化を示唆している。