ハイアール ジャパン セールスは1月15日、洗濯・乾燥後に槽内の湿度を下げる新機能などを備えたコンパクトドラム式洗濯乾燥機「DeLAITO」(ディライト)シリーズ5機種を発表しました。2月3日から順次販売を開始します。

  • DeLAITOシリーズは合計5機種。4機種は2月3日に発売し、1機種(JW-FP8B)は2月中旬の発売となる

    DeLAITOシリーズは合計5機種。4機種は2月3日に発売し、1機種(JW-FP8B)は2月中旬の発売となる

「DeLAITO」はAdvanceとStepの2シリーズ、計5機種を展開

「DeLAITO」は、2022年4月にハイアールが発売した「AITO」シリーズのシンプルデザインやコンパクト設計といったコンセプトを引き継ぎ、発展させた新シリーズのドラム式洗濯乾燥機です。

DeLAITOシリーズのラインナップは高機能・ヒートポンプ式の「Advance」が2機種、コストパフォーマンスを意識したヒーター式の「Step」が3機種。合計5機種で展開。価格はいずれもオープンで、予想販売価格帯は10万円~22万円前後の見込みです。

DeLAITO Advance

  • JW-FXH130A:洗濯容量13kg、ヒートポンプ式。店頭予想価格は22万円前後
  • JW-FH120A:洗濯容量12kg、ヒートポンプ式。店頭予想価格は18万5千円前後

DeLAITO Step

  • JW-FP100A:洗濯容量10kg、ヒーター式。店頭予想価格は13万円前後
  • JW-FP80A:洗濯容量8kg、ヒーター式。店頭予想価格は11万円前後
  • JW-FP8B:洗濯容量8kg、ヒーター式。店頭予想価格は10万円前後 ※コースダイヤル、洗剤自動投入機能なし
  • DeLAITOシリーズの概要と機能差

    DeLAITOシリーズの概要と機能差

Advanceシリーズは“風”の力で湿気を逃がす新機能に注目

DeLAITOシリーズの注目ポイントは“風”を活用した新機能。上位機の「Advance」は、洗濯や乾燥後に槽内へ風を送る「風通し運転」機能を搭載します。

「風通し運転」は洗濯や乾燥が終わった後に、ドアを閉めたままでも新鮮な空気を外から取り込み槽内に風を通す、同社が業界初とする新機能。槽内の湿度を下げることでカビの発生を抑制する効果が期待できるほか、「洗濯が終わる前に帰宅しなければならない」「乾燥後すぐに取り出さないといけない」といったユーザーのストレスをなくし、乾燥後に衣類へ湿気が戻る“湿気戻り”の防止にも役立ちます。

  • DeLAITO AdvanceのJW-FXH130A

    DeLAITO AdvanceのJW-FXH130A

  • 「風通し運転」における風の経路。洗濯後、ドアを閉めたままで外の新鮮な風を槽内に送り込み、ドラム自体も回転させて、槽内に残った湿気を排出する

    「風通し運転」における風の経路。洗濯後、ドアを閉めたままで外の新鮮な風を槽内に送り込み、ドラム自体も回転させて、槽内に残った湿気を排出する

  • 「風通し運転」ではドア上の前面2カ所から風を排気

    「風通し運転」ではドア上の前面2カ所から風を排気

  • 「風通し運転」の概要。乾燥後の衣類への湿気戻りや、槽内のカビ発生を抑制する効果が期待できるという

    「風通し運転」の概要。乾燥後の衣類への湿気戻りや、槽内のカビ発生を抑制する効果が期待できるという

また、Advanceではヒートポンプ式で衣類を乾燥しますが、2機種のうちJW-FXH130Aでは衣類の傷みを抑えながら素早く乾燥する「3D ふわシャキ速乾」を、JW-FH120Aでは「ふわシャキ速乾」を搭載しています。

「3D ふわシャキ速乾」は、衣類内部の湿度を非接触で検知できる新センサー「3D湿度センサー」により、乾燥中の衣類の湿度を検知。槽内全体の湿度検知と合わせて衣類の生乾きや過乾燥を防ぐ機能です。一定時間ごとに衣類・槽内の湿度をセンシングし、乾燥時間を調整することで、衣類へのダメージを低減させます。

加えてJW-FXH130Aでは独自のインバーターモーター、インバーターファン、インバーターコンプレッサーという3つのインバーターを綿密に制御することで、「省エネコース」を実現しました。なお、JW-FH120Aでは3D湿度センサーが非搭載となり、槽内の温度検知のみで衣類を適切に乾燥します。

  • 3D ふわシャキ速乾の概要

    3D ふわシャキ速乾の概要

  • ドア裏の下部にセンサーが取り付けられている

    ドア裏の下部にセンサーが取り付けられている

  • センサーに乾いた砂をかざしてみたところ、湿度は34%と表示

    センサーに乾いた砂をかざしてみたところ、湿度は34%と表示

  • センサーに瓶入りの水をかざしてみたところ、湿度は53%と表示

    センサーに瓶入りの水をかざしてみたところ、湿度は53%と表示

  • 洗剤と水をよく混ぜ合わせてから槽内の衣類に吹きかける「濃密泡づつみ洗浄」もAdvanceのみの搭載

    洗剤と水をよく混ぜ合わせてから槽内の衣類に吹きかける「濃密泡づつみ洗浄」もAdvanceのみの搭載

ヒーター式でもやさしく乾燥。コスパも意識したStepシリーズ

Stepシリーズの3機種では温度が上がると電流が流れにくくなるPTCヒーターを採用。なめらかな温度制御ができる特性を利用し、衣類の乾燥状態に応じて3段階の温度調整を行い乾燥ダメージを抑制する「ケア乾燥モード」を搭載しています。最終段階の加熱温度は約60度で、一般的なヒートポンプ式に近い低温乾燥を実現したとのこと。

また、乾燥後にホコリを落としフィルターの掃除をラクにする「ホコリ落とし自動流水レーン」もStepのみの機能。衣類を乾燥させた空気には細かい糸やホコリが多く含まれますが、冷却水で空気を洗い流す独自形状の除湿機構により、フィルターに引っかかる糸くずなどを水で流し、お手入れの手間を軽減します。

  • StepシリーズにはPTCヒーターを採用し、なめらかな温度制御で衣類を傷めにくい「ケア乾燥モード」を搭載する

    StepシリーズにはPTCヒーターを採用し、なめらかな温度制御で衣類を傷めにくい「ケア乾燥モード」を搭載する

  • 衣類の乾燥ダメージ比較。左から順に新品、ヒートポンプ、PTCヒーター、シーズヒーター。新品では肩から裾までの長さが約50cmだが、ヒートポンプで乾燥させた場合で約48cm、PTCヒーターで乾燥させた場合で約47cm、シーズヒーターで乾燥させた場合で約43.5cmと衣類が縮んでいる

    衣類の乾燥ダメージ比較。左から順に新品、ヒートポンプ、PTCヒーター、シーズヒーター。新品では肩から裾までの長さが約50cmだが、ヒートポンプで乾燥させた場合で約48cm、PTCヒーターで乾燥させた場合で約47cm、シーズヒーターで乾燥させた場合で約43.5cmと衣類が縮んでいる

  • 独自の「ホコリ落とし自動流水レーン」機構

    独自の「ホコリ落とし自動流水レーン」機構

本体デザインはAITOシリーズから受け継いだシンプルなスクエアボディに、アイコニックな円形のコースダイヤルを配置。天面はフラット型で、上部に棚や物を置けるよう、洗剤自動投入口は本体の前面から引き出す形になっています。

洗濯槽は水平設置で、「洗濯物が絡む」「洗いムラが発生する」といった斜めドラムの課題を解消。ハイアールでは今後、市場全体でも水平式、またはそれに近いタイプが主流化すると見込んでいるそうです。

本体は一般的な640mm×640mmの防水パンに設置できるコンパクトサイズを継承し、高さも943mmと低く抑えました。これにより縦型洗濯機や旧型ドラム式洗濯乾燥機からの買い替えにも対応します。

  • 洗剤自動投入口は手前に引き出すタイプ

    洗剤自動投入口は手前に引き出すタイプ

  • DeLAITOシリーズ全体の特徴はコンパクトな本体と水平ドラム

    DeLAITOシリーズ全体の特徴はコンパクトな本体と水平ドラム

  • 専用アプリを使い、外出先から洗濯開始を操作できる

    専用アプリを使い、外出先から洗濯開始を操作できる

  • 好きな洗濯コースを指定可能。お気に入り登録も行える

    好きな洗濯コースを指定可能。お気に入り登録も行える

新製品発表会に登壇したハイアール ジャパン セールス 執行役員副社長の乾修明氏は、ハイアールが日本市場で総合家電メーカーとしての地位確立に向け、既存カテゴリーの強化やエアコン市場など新規カテゴリへの参入、大型・ハイエンド製品の展開を進める方針だと説明しました。

「2025年末に発売した冷凍冷蔵庫などを皮切りに、今後も日本市場で大型化ならびにハイエンドモデルの製品も展開してまいります。既存カテゴリーのラインアップを強化しつつ、日本市場のニーズにお応えする製品を継続して開発してまいりますので、ぜひ今後もご期待ください」(乾氏)

  • DeLAITOシリーズを発表するハイアール ジャパン セールス 執行役員副社長の乾修明氏

    DeLAITOシリーズを発表するハイアール ジャパン セールス 執行役員副社長の乾修明氏

DeLAITOシリーズの機能比較表

  JW-FXH130A JW-FH120A JW-FP100A JW-FP80A JW-FP8B
シリーズ Advance Advance Step Step Step
洗濯容量 13.0kg 12.0kg 10.0kg 8.0kg 8.0kg
乾燥方式 ヒートポンプ式 ヒートポンプ式 ヒーター式(PTC) ヒーター式(PTC) ヒーター式(PTC)
想定価格帯 約22万円前後 約18.5万円前後 約13万円前後 約11万円前後 約10万前後
風通し運転(槽換気/乾かしたてキープ)
3D ふわシャキ速乾
ふわシャキ速乾
ケア乾燥モード
ほこり落とし自動流水レーン
濃密泡づつみ洗浄
トリプルインバーター&3D湿度センサー
液体洗剤・柔軟剤自動投入
コースダイヤル あり あり あり あり なし