キャッシュとは、システムや各種アプリが端末上に蓄えるデータのこと。その機能により多少の違いはあるものの、SafariなどWEBブラウジングを行うアプリの場合、動作の高速化と同一データのダウンロードを繰り返すことを避けるために、画像やテキストを一時的にiPhone上に保存しておくことを指します。
システムがキャッシュしたデータは、詳細な内容や容量を確認することはできないものの、大まかな容量は「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「システムデータ」の順に画面をタップすれば確認できます。ここにはキャッシュ以外のデータも大量に含まれますが、システムが作成したキャッシュは再起動時に消去されるため、再起動直後に調べた容量と操作時点の容量との差を求めれば大まかなキャッシュデータサイズがわかります。
実際、数週間起動し続けているiPhone 17 Proで試すと、再起動前のシステムデータの容量が9.05GBのところ、再起動後に確認すると3.54GBにまで減少していました。内訳は推測するしかありませんが、差分の5.5GBのうち大半がキャッシュなど一時利用のデータと考えられます。
ただし、ここにアプリがキャッシュするデータは含まれません。iOSでは、アプリのキャッシュはアプリごとに管理され、保存期間などの運用ルールの策定は開発者に委ねられているからです。たとえば、Safariのおよそのキャッシュデータ容量は「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「Safari」→「Webサイトデータ」で確認できますが、iPhoneを再起動しても変化しません。
大半のiOSアプリには、キャッシュ消去機能が設けられていませんし、だからといってシステムの日付を数十年先に設定するなどの方法で消去するのは乱暴です。どうしてもという場合は、アプリを削除して再インストールという方法がありますが、重要なデータまで削除されてしまう可能性があることを覚悟しておきましょう。
