Windows 10のサポート終了やメモリを始めとする半導体の急騰を受け、PCの買い替えを検討している人は多いのではないでしょうか。特に最近はリモートワークと出社を織り交ぜたハイブリッドワークを行っている人も多く、PC価格も数年前に比べそもそもが高騰していることから、1台でさまざまなシーンに対応できて、それでいて数年間安心して使える性能のPCが欲しいと考えるはずです。
そんな人にオススメしたいのが、日本HPの「HP OmniBook X Flip 14-fm」です。安心のバッテリー駆動時間と高性能のAI性能を売りにした「AI PC」や「Copilot+PC」の要件も満たす、いわば現代の最新PCです。今回は日本HPからHP OmniBook X Flip 14-fmをお借りし、このモデルが一押しである理由を紹介していきます。
質感の高い筐体に充実の高性能とギミックが満載
まずはHP OmniBook X Flip 14-fmの基本仕様を確認していきます。今回お借りしたモデルはCPUに「Intel Core Ultra 7 258V(8コア・最大4.8GHz)を搭載しており、メモリ容量は32GB、ストレージはSSDで容量は1TBです。
ディスプレイサイズは製品名にある通り、14インチ。色鮮やかな有機EL(OLED)で、画面解像度も2,880×1,800ピクセルと高精細。指先でのタッチ操作に加え、専用のスタイラスペンでのペン入力にも対応しています。本体重量は約1.39kg、閉じた状態の厚みは16.9mmと薄いので、持ち運んでの利用もしやすいです。
外部接続端子はUSB Type-Aが左右に1つずつ、本体左側にはUSB Type-Cポートが2つあり、うち1つはThunderbolt 4にも対応しています。また、外部モニターやプロジェクターへの接続に便利なHDMI端子や、ヘッドホン・マイクを接続できる3.5mmのオーディオジャックも備えています。
キーボードはキーピッチが広く、変則的なキー配置もありません。薄型のPCながらキーストロークも意外と深く、打鍵感も良好です。キーボードバックライトもあるので暗い場所での利用も安心です。そしてトラックパッドも大型で、2本指や3本指でのジェスチャー操作もしやすい点は、持ち運んだ先でマウスを出せない、使えない場面でも快適にポインタ操作ができます。
セキュリティ機能については2つの生体認証機能も用意されています。1つめは電源ボタンに内蔵された指紋認証、2つ目はディスプレイ上部に5メガピクセルのWebカメラとは別に、顔認証カメラが搭載されています。どちらもWindows Helloに対応し、パスワードレスでのログインなどに利用することが可能です。
またHP OmniBook X Flip 14-fmは製品名に「Flip」とつく通り、ディスプレイ部が360度回転し、タブレットスタイルでも利用できる2in1 PCでもあります。完全に閉じた状態でタブレットとして使うだけだけでなく、だいたい270度くらいまでディスプレイ部を回転させたテントスタイルであれば「外部ディスプレイやキーボードを繋ぎ使う」ような使い方をしてもデスクの上で場所を取らないため、様々な働き方、使い方に向いた1台といえます。
「AI PC」として、すぐに使える専用ソフトもインストール済み
HP OmniBook X Flip 14-fmはMicrosoftの「Copilot+ PC」の要件を満たすAI PCです。Windows 11には年々、AIを活用した機能が追加されていることをご存じの人は多いでしょう。
対話型のチャットAI機能や、ラフからイラストを生成する機能、音声の字幕表示機能など、スマートフォンなど他のAIデバイス・AIサービスでもおなじみの機能が用意されていて、もちろんHP OmniBook X Flip 14-fmでもこれらの機能を利用することができます。
これに加え、HP独自の機能として「AI Companions」もインストールされています。内容は対話側のチャットAIですが、別途対話型のAIにかかわるソフトウェアのインストールをしないでも、すぐにAI機能を利用できるのはなかなか便利でした。
またHP OmniBook X Flip 14-fmならでは、という機能が「ペンを使った手書き」です。Windows標準のペイントには、AI PCで利用できる追加機能として「手書きからイラストを生成する機能(コクリエイター)」が用意されています。
絵心のない筆者の落書きのようなものからも、デザイナーが描いたようなイラストをあっという間に生成してくれます。このとき、マウス操作ではなくスタイラスペンで直接画面に描けるHP OmniBook X Flip 14-fmであれば、コクリエイターとの組み合わせでかなり「欲しいイラスト」をすぐに作り出すことができます。
軽量なゲームであればストレスなく遊べる性能の高さ
続いてHP OmniBook X Flip 14-fmの性能を各種ベンチマークを利用しチェックしていきます。ベンチマークにあたり電源設定はWindows標準の「バランス」を選択しています。それ以外、CPUパフォーマンスなどに影響する設定も初期設定直後の状態から変更していないので、結果は素の状態のHP OmniBook X Flip 14-fmの性能です。
まずはWebサイトのレンダリングでCPU性能をチェックする「Speedometer 3.1」を実行しました。結果は「25.2」で、これはノートPC向けのCPUとしては十分に高性能といえる結果です。
そしてPCの基本的な操作、Webブラウジングやドキュメント作成、画像編集やビデオ会議のパフォーマンスをチェックできる「PCMark10」を実行しました。こちらのスコアは「6540」で、これもノートPCとしてはかなり高性能で、ゲーミングPCのような特異なPCではない、一般的なデスクトップPCとも差のない結果です。
PCとしての基本性能としては、モバイルノートPCでありながら、一般的なデスクトップPC並の性能を持っているといっていいでしょう。
続いてモバイルノートPCには少々厳しい、ゲームなどの3D性能をテストしました。まずは「3DMark」で、レイトレーシング性能を計測できる「Port Royal」、DirectX 11を利用する「Fire Strike」、DirectX 12を利用する「Time Spy」を実行しました。これも従来のノートPCからすれば十分強力な性能を持っているといえる結果です。
では実際にゲームは遊べるかを試すため、実際のゲームをベースとしたベンチマークソフトである「FINAL FANTASY XIV ベンチマーク(以下、FF14)」「FINAL FANTASY XV ベンチマーク(以下、FF15)」を実行しました。こちらは設定で「最高画質」「フルスクリーン」を選択しています。
今となっては軽量な部類に入るFF14は最高画質設定でも十分に遊べるようですが、まだ重たいゲームとして知られるFF15は最高画質設定では厳しい結果になりました。どちらもストレスなく遊ぶのであれば、画質設定を落とすことで十分に動きそうともいえ、ゲームがメイン用途ではない、でもたまにゲームで遊びたい場合でも、全く動かないといった心配の必要はなさそうです。
最後にモバイルノートPCとして気になるバッテリー稼働時間もチェックしました。こちらは「PCMark10」のバッテリーベンチマークで、シナリオは一般的なPC操作を想定した「Modern Office」を実行し計測しています。
計測の際、ディスプレイの明るさは50%にし、それ以外の電源設定はこれまでのテストから変更していません。計測結果は「11時間58時間」で、Webブラウジングや資料作成が中心なら半日はバッテリーで動作できそうです。かなりスタミナのあるノートPCといえるでしょう。
今時点で必要なもの、これから必要なものがすべて揃ったノートPC
冒頭にも書いたように、これからPCの買い替えを行う予定であれば、ぜひ検討したいのがHP OmniBook X Flip 14-fmです。PCとしての基本性能は高く、外部接続端子も充実しているので周辺機器との接続も問題なし。
そして2in1 PCなのでクリエイティブな用途や画像生成AIとの相性も高いですし、キーボードの打鍵感やバッテリーの持ちも良く、自宅やオフィス、そして外出先、様々な働き方、使い方にはまる1台になっていると感じました。


















