iOS 26で「スクショ」ことスクリーンショットに大変革が起きました。「設定」→「一般」に「画面の取り込み」という項目が新設され、そこでスクリーンショットの形式に「HDR」と「SDR(互換性優先)」を選択できるようになったのです。
結論からいうと、形式は「HDR」がお勧めです。その理由は2つ、「ファイルサイズの小ささ」と「実写画像が含まれる場合の自然さ」にあります。
HDRでは、スクリーンショットのファイルフォーマットにHEIF(High Efficiency Image File Format)を使用します。HEIFはコーデック(データを圧縮/展開するプログラム)に「HEVC」を採用することで、画像をコンパクトなサイズに抑えることができます。
たとえば、画面全体に表示したフルカラー写真をSDRとHDRそれぞれでスクリーンショットしたところ、SDR(PNGフォーマット)は10.9メガバイト、HDR(HEIFフォーマット)は4.7メガバイトになりました。対象にする写真によって多少前後しますが、断然HDRのほうがファイルサイズはコンパクトです。
設定アプリのような単色領域が多い画像は、SDRとHDRどちらを選択してもファイルサイズは1メガバイト未満に収まる水準ですが、それでもHDRのほうが小さくなります。iPhoneストレージの消費量を考えれば、HDRのほうが有利です。
HDRでは、iPhoneのSuper Retinaディスプレイで見たままの状態を残せることもポイントです。SDRでは明暗差(ダイナミックレンジ)が小さくなるよう加工するため、壁紙など実写画像を含むスクリーンショットを撮影すると、その輝き・光沢感は失われてしまいます。
HEIFはロッシー(不可逆圧縮、オリジナルデータの一部は失われる)、PNGはロスレス(可逆圧縮、オリジナルデータは保たれる)という違いはあるものの、スクリーンショットにそこまでのデータ忠実度は求められないはず。HDRのほうがお勧めですよ。
