米Appleは12月8日(現地時間)、フィットネス/ウェルネスのサブスクリプションサービス「Apple Fitness+」の提供地域を28の国・地域に拡大すると発表した。12月15日にインド、オランダ、シンガポール、台湾、チリ、香港などで開始し、来年初頭に日本でも提供される。これにより、提供地域は49の国・地域に広がる。

Apple Fitness+とは?

Fitness+は、ビデオ形式のワークアウトやメディテーションのセッションを受けられる定額制のフィットネス/ウェルネス・サービスである。2020年9月のAppleイベントで発表され、同年12月14日に米国などで正式にスタート。場所を選ばず運動を続けやすいサービスとして評価されている。

  • 特徴:Apple Watchユーザーを主な対象とし、iPhone、iPad、Apple TVを使用してスタジオ形式のトレーニングを自宅などで気軽に受けられる。
  • 連携:Apple WatchやAirPods Pro 3で計測された心拍数、カロリー消費、アクティビティリングの進捗といったパーソナル指標がワークアウト画面にリアルタイム表示される。
  • コンテンツ:筋力トレーニング、ヨガ、HIIT(高強度インターバルトレーニング)、ピラティス、ダンス、サイクリング、キックボクシング、メディテーションなど12種類が用意され、各ワークアウトは5分から45分の範囲で提供される。

サービス開始当初はApple Watchが必須だったが、iOS 16.1でiPhoneのみでも利用できるようになった。iPhone単体ではワークアウトデータのリアルタイム表示は利用できない。

今回の提供地域拡大に合わせて、Appleはワークアウトやメディテーションの音声を日本語、スペイン語、ドイツ語に翻訳する「デジタル翻訳音声」を導入する。これは、トレーナー28人の実際の声をもとにAIが生成した音声であり、ユーザーは設定画面やワークアウト中のオーディオコントローラから言語を選択できる。

日本での料金は現時点で未発表である。米国では月9.99ドル/年79.99ドルで、最大5人とのファミリー共有が可能。サービスバンドル「Apple One」の最上位プランにも含まれている。

K-Popなど新機能も追加

提供市場拡大のほか、Fitness+に新しいコンテンツや機能も追加される。

  • K-Popジャンル:新しい音楽ジャンルとしてK-Popが加わる。Fitness+のワークアウトは、トレーナー、時間、使用器具、トレーニング部位、音楽ジャンルなどを選択してフィルターすることが可能である。
  • カスタムプラン:パーソナライズされたスケジュール作成機能が拡充される。「これまでと同じ」ではユーザーの習慣に合わせたプランを提示し、「さらに増やす」ではワークアウト時間やセッション数を増やしたいユーザー向けに調整を行う。「はじめよう」では、加入後のユーザーに選択されたアクティビティや人気のアクティビティに基づき、初心者にも取り組みやすいプランを提示する。