iPhoneの内蔵ストレージは、新モデルが登場するたび増加する傾向にありますが、2025年9月発売のiPhone 17シリーズでは最小容量が256GBになりました。2008年に発売されたiPhone 3Gの最小容量は8GBでしたが、17年で32倍にも増えた形です。

内蔵ストレージが増量される傾向にある理由の1つは、アプリの機能向上に伴うファイルサイズの増大です。iPhone 3Gの頃は、多機能なアプリといえど大きくても100MB(=0.1GB)程度でしたが、iPhone 16の現在ではデータ込みで5GB、6GBというアプリが少なくありません。

写真やビデオの高画質化も、内蔵ストレージの増量傾向に拍車をかけています。たとえば、ビデオを4K/30fpsで撮影すると、5分で1GBを超えてしまうため、ストレージの空きはみるみる減っていきます。動画や音楽のストリーミングサービスも、内蔵ストレージにデータを一時保管(キャッシュ)させる仕様のため、内蔵ストレージは大きいに越したことはありません。

さらに、iOS自体が12GB以上の容量を必要とするうえ、システムデータに6GB以上、さらにApple Intelligenceが使用するデータで6GB以上必要になります(いずれもiOS 18.6時点)。iOSのアップデートでは一時的に内蔵ストレージの空きを5GBほど必要とするため、システム関連で合計30GB近い容量を消費してしまうのです。

Apple IntelligenceなどAI関連機能/アプリが必要とするデータ量は増加傾向にあるうえ、ゲームなどアプリのリッチコンテンツ化もとどまるところを知りません。iPhone 17では256GBでも少し窮屈、データをクラウドへ退避させず手元に置いておきたければ512GB以上のモデルを選ぶほうが無難です。

  • iPhone 17シリーズの内蔵ストレージは256GBからとなりました

    iPhone 17シリーズの内蔵ストレージは256GBからとなりました