Electronic Artsは10月10日に発売を控える『バトルフィールド6』において、ロサンゼルスでは8月1日、香港では8月2日にワールドプレミアイベントを開催しました。この中でインフルエンサーやメディアに向けての先行体験プレイが行われ、ゲーミングPC実機での動作をお披露目しました。

今回マイナビニュースも香港現地での先行プレイ体験に招待を受け、前作『バトルフィールド2042』での先行プレイも担当した筆者が参加。忙しい方向けにまとめておくと、本当に『バトルフィールド6』はBF3・BF4あたりへの回帰をこれ以上なく志向しており、兵科システムの復活も相まってほぼ当時そのままでした。

  • 本当にそっくり“あの頃”へ回帰していた『バトルフィールド6』、香港ワールドプレミアでプレイしてきた

取材協力:Electronic Arts

APACは香港でワールドプレミア、クリエイターまで全員招待の一大イベント

まず今回のイベントについておさらいしておくと、香港開催分は前日ロサンゼルスで開催されたワールドプレミアのAPAC地域向け施策。アメリカやEMEA地域だけでなく日本や韓国、中国でも強く支持されてきたタイトルであることを受けて別途イベントが企画されたというもので、力の入れようがうかがえます。

  • イベント会場。大規模破壊表現の祖……とまで言うと語弊があるかもしれませんが、壁の大穴をフィーチャー

  • 会場に用意された大量の最新ゲーミングPC。全席で配信に対応する強力なセットアップでした

  • 筆者が割り当てられていた席。32インチ4K、240Hzの有機ELゲーミングモニターが鎮座

  • 先行プレイを体験できました

詳細なゲームプレイについては他誌やコンテンツクリエイターの配信を見れば済むので筆者の所感について触れていくと、個人的にはBF3やBF4をリメイクしたかのような、あの頃遊んだ旧作への圧倒的な再現性の高さが印象的。慣れ親しんだ兵科システムで戦場に身を投じてみれば、PS3で遊んでいたあの頃が蘇るかのようです。よく言えば馴染み深く、なんならあまり新鮮味は感じられないレベル。

兵科システムへの回帰によってBF2042時代に流行したユニークガジェットは完全に整理され、兵装のカスタマイズだけで簡単に選択可能。「戦車を攻撃したいけど誰のなに使えばいいんだっけ」のような混乱はもう存在せず、直感的に装備を選択して戦況を動かすことができるようになりました。

加えて、マップのオブジェクト密度は驚異的。砂漠や道、草むらのようなだだっ広い空間をひたすら走る羽目になることはほぼなく、コンパクトな環境に多数設けられた施設・起伏を生かしてどこでも濃厚な戦闘体験を楽しむことができました。筆者としては最も過去作らしく感じられたのがこのマップの充実です。

また、キルした際に流れるサウンドエフェクトが目立つものに変更されて爽快感が強調されていたのも見どころ。開発者に「キルした際のSEがBF1のころのようで気持ちよかったです」と伝えると、「プレイヤーコミュニティでBF1のキルサウンドが好まれていること把握しており、スタジオでも大人気だ。この音をベースにBF6のSEを開発したんだよ」と明言があったほど。

  • キルログ、分隊員、チケット残数のインタフェースも過去作そのまま

武器のカスタマイズはBF1、BFVのころから洗練され、他作品でも見られるようなわかりやすいGUIへと刷新。全部で100あるカスタマイズポイントを武装の各パーツに振り分けることで、各武器が備える強みや弱みをうまく生かせるようになっているように感じました。

  • カスタマイズ画面は兵科の選択画面からすぐに遷移でき、わかりやすいGUIでスムーズに操作することができました

ただ、BF6ではBF1やBFVには存在していた要素がなくなったことで、本当にBF3やBF4への回帰のみが強く志向されたんだなと感じた面もあります。それがBF1のころにはあった巨大兵器。戦況がどちらかの勢力に大きく傾くと出現する特別イベントで、強力な兵器を満載した乗り物が登場するというもの。巨大兵器だけで劣勢を覆しきること自体は難しくても、いわゆる“お祭り感”の高まりに一役買っていた重要な要素でした。

残念ながらBF6に巨大兵器要素は存在せず、体験会では一方的な戦況になっている様子が見られることも。リスポーン付近まで戦線が押し切られてしまい、兵器の出現もなければ反撃の糸口がつかめません。こんなとき熱気球があれば大人数が空襲に参加でき、さらに空挺降下することで背後を襲撃するような戦術も取れたのにな……とBF1好きとしては少し悲しい気分に。

コンパクトなドミネーションモードでは構いませんが、コンクエストでは後発タイトルにあったよかったところも取り入れてもらえるともっと嬉しかったです。ダム崩壊のように大規模な地形破壊も見られず、BF6は全体的に市街地を舞台にしたCQB主体の戦闘体験を目指したものなのかな、という印象が強かったです。

  • コンクエストモードでプレイできたリッジ13はかなりコンパクトなマップでした

  • ドミネーションモードのリベレーションピークはさらに狭かったです

そして筆者が最も気になっていたのは復刻マップの存在。Operation Firestormの復刻について触れ、DICE本体のプロジェクトマネージャーに「ぜひBF4で大好きだったSiege of Shanghaiについても検討してほしい」と伝えると、「今後もBF6には大量のコンテンツ実装を予定しています。詳しくはまだ言えないけど、あなた(筆者)のように過去作をたくさんプレイしてきたユーザーにはきっと喜んでもらえるはずです」と相好を崩していました。

  • Operation Firestormが過去作から復刻。個人的にはそこまで好きでもありませんでしたが、やはりロッカーの復刻は気になります

ちなみにパフォーマンスは最新作ながら上々で、Intel Core Ultra 285KとGeForce RTX 5080を組み合わせた強力なシステムとはいえ、NVIDIA DLSSが有効になっていなかったにもかかわらず4Kで軽快に動作していました。シェーダーの開発者には日本人のアーティストも携わっており、目標とするパフォーマンス指標の達成に腐心してきたとのこと。

NVIDIA DLSS、AMD FSR、Intel XeSSの各社最新バージョンを搭載し、あらゆるGPU環境で描画支援機能を活用した高いパフォーマンスでのゲームプレイが行えるといいます。

  • グラフィック設定も重要ですが、画面揺れを最小限に、視野角を広げておきましょう。かなり画面酔いを誘発しそうでした

そんな本作『バトルフィールド6』は8月7日~10日、14~17日の期間中オープンベータテストを開催予定。好みの対象コンテンツクリエイターの配信を指定の時間眺めることで、アクセスキーを入手できます。