5月31日に公開された配信ユーティリティ「OBS Studio 31.1 Beta」において、ARMアーキテクチャ向けのWindows環境を実験的にサポートするようになっている。完全な機能は備えていないとされている。
WindowsやmacOS、Linux向けに展開されている配信ユーティリティ「OBS Studio」のベータ版において、ARMアーキテクチャ上で動作するWindowsに対応したという内容。macOSではAppleシリコン搭載デバイス向けにARMアーキテクチャへの対応を実現していたが、WindowsでのARM対応は初めて。配信以外にも仮想カメラやキャプチャ用ユーティリティとしても活用されており、Qualcomm搭載デバイスでの互換性向上を役立てられるユーザーも多いはずだ。
なお同ベータ版に完全な機能は備わっていないとしており、リリースには「実験的なものとみなすべきだ」と注釈が添えられている。このほかAMFのAV1 Bフレームサポートの追加が行われたり、WindowsでRiot Gamesが提供するアンチチート「Vanguard」を使用するゲームのキャプチャを改善。メニュー外観の統一感が高められたという。