アンカー・ジャパンは5月22日、屋外用防犯カメラの新製品「Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit」を発表した。ソーラーパネルとWi-Fiにより配線不要で利用できるネットワークカメラ。被写体検出に赤外線とレーダーを用いることで、人物などの検出精度を高めた。夜間でも照明を投光することなく明るいフルカラー映像で表示できるようにし、人物の顔やクルマのナンバープレートが白飛びせずはっきり映せるようにした。価格は59,990円で、5月22日から販売中。

  • 真夜中でもフルカラーで録画できる屋外用防犯カメラ「Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit」。2台のカメラ(左)とAI搭載の録画ステーション「HomeBase S380」(右)のセット販売となる

カメラ2台付きのセット「Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kit」

2台のカメラとAI搭載の録画ステーション「HomeBase S380」が付属する、屋外設置に対応したワイヤレス接続のネットワークカメラ。カメラ本体にバッテリーとソーラーパネルを搭載し、日中に太陽光が当たる場所ならば充電作業や電源の配線なしで使い続けられる。映像はWi-Fi経由で送信するので、ネットワークケーブルの接続も不要。完全ワイヤレスで屋外に設置でき、不審者の侵入やクルマの盗難の監視に利用できる。撮影データの保存やネットワーク経由での閲覧に、サブスク料金などは不要。

  • 1つのカメラを前面に搭載した細長いスタイルを採用する

  • 上部にソーラーパネルを搭載しており、太陽光がこの部分に当たると内蔵バッテリーを充電できる

従来モデル「Eufy eufyCam S330 2-Cam Kit」と異なるのは、被写体検出に赤外線に加え、新たにレーダーを用いることにしたこと。最大12m先まで人の動きを正確に検知できるようにした。さらに、レンズをF1.0の明るいタイプに置き換えつつ、AIでフルカラー映像に変換する「MaxColor Vision」技術を新たに搭載し、夜間でも鮮明なカラー映像で撮影できる。9m離れた場所の人物の顔やクルマのナンバープレートもフルカラーで識別できるという。映像は最大4K画質。

  • Eufy eufyCam S3 Pro 2-Cam Kitならば、ほぼ真っ暗な状況でもカラーで撮影できる

  • 従来モデルのEufy eufyCam S330 2-Cam Kitは、赤外線LEDを投影しないと明るく撮影できず、モノクロになってしまう。近くの人物は白飛びする欠点も

カメラ本体はIP67の防塵防水対応。取り付けに自信がない人に向け、Amazon限定で取り付けサービスを有料で販売する。

  • Eufyシリーズのネットワークカメラ。個性的なラインナップが揃う