Z890マザーに背面コネクタ採用モデル

MSIの「PRO Z890-S WIFI PZ」は、背面コネクタ設計を採用したIntel Z890チップセット搭載マザーボードだ。基板はホワイトシルバーの大型ヒートシンクでカバーされており、非常にスッキリした外観を実現している。インタフェースは、最大40GbpsのThunderbolt 4ポートや2.5GbEを搭載する。価格は43,000円前後。

  • MSIの「PRO Z890-S WIFI PZ」。同社「Project Zero」シリーズのモデルだ

    MSIの「PRO Z890-S WIFI PZ」。同社「Project Zero」シリーズのモデルだ

  • バックパネルには、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 4、2.5GbE等を搭載

ドスパラ専売のB850搭載TUFマザー

ASUSの「TUF Gaming B850-E WIFI」は、AMD B850チップセットを搭載するマザーボード。ドスパラ専売のモデルで、TUFシリーズらしい大型VRMヒートシンク等を搭載する。ネットワークは、2.5GbEとWi-Fi 6Eという構成。M.2スロットは3つ搭載し、PCIe 5.0対応のスロットにはヒートシンクも用意される。ドスパラでの価格は37,980円。

  • ASUSの「TUF Gaming B850-E WIFI」。B850のTUFモデルなのでコスパにも優れる

  • バックパネルには、DisplayPort、HDMI、2.5GbE、USBタイプC(10Gbps)等を搭載

B840マザーに2万円切りの低価格モデル

GIGABYTEの「B840M Eagle WIFI6」は、AMD B840チップセットを搭載するmicroATXマザーボード。エントリー向けのB840のため、グラフィックスもM.2もPCI Express 5.0には非対応なものの、コスパの良いRyzen 9000マシンを構築できるだろう。低価格モデルながら、M.2ヒートシンクやWi-Fi 6も搭載する。価格は20,000円前後。

  • GIGABYTEの「B840M Eagle WIFI6」。メモリは2スロットのみでシンプルな印象

  • バックパネルもシンプルな構成。DisplayPort、HDMI、2.5GbEなどを搭載する

新メーカーTRYXから特徴的な簡易水冷

TRYXは、2023年創業の新メーカーである。CFD販売が国内代理店契約を締結し、製品の取り扱いを開始、第1弾の商品として、オールインワン水冷CPUクーラー「Panorama」、ミドルタワーケース「Luca L70」の発売が開始された。

Panoramaは、水冷ブロックにL字型の曲面ディスプレイを搭載したユニークなオールインワン水冷CPUクーラー。屋外3D広告のような立体的な演出が可能だ。ラジエータサイズ(36cm/24cm)、ファン(ARGB有/無)、ポンプ、カラー(ブラック/ホワイト)の違いによる10種類のバリエーションがある。価格は42,000円前後~55,000円前後。

  • TRYXの「Panorama 360mm ARGB」。ポンプはAsetekの「Emma(Gen8) V2」だ

  • 廉価版の「Panorama SE 360mm ARGB」。ポンプは「Adela」を搭載している

「Luca L70」は、ピラーレスのガラスパネルを採用したミドルタワーケース。フロントパネルはヒンジ式になっており、内部へのアクセスが容易だ。ボトム側は特徴的なX字型ベースデザインにより、ケースを4cmかさ上げ。下面からの吸気を強化し、冷却性能が向上している。カラーはブラック/ホワイトの2色で、価格は37,000円前後。

  • 「Luca L70」のシステム構築例。マザーボードは、E-ATXまで対応する

  • モジュール設計により、電源ユニットはボトム側に配置することも可能だ

冷却にも優れる木材使用ミドルタワー

Lian Liの「Lancool 217」は、フレーム部に木材を配したミドルタワーケースだ。エアフローに優れており、メッシュ仕様のフロントには、30mm厚の17cmファンをデュアル搭載。ボトムのデュアル12cmファンは、グラフィックスカードの冷却が可能だ。電源は横向きの配置にも対応する。価格は、ブラックが20,000円前後、ホワイトが21,000円前後。

  • Lian Liの「Lancool 217」。木製のフレームが温もりを感じさせるデザインだ

  • 背面コネクタ仕様のマザーボードにも対応。標準で5個のファンが付属する

2層構造ファンを搭載したミドルタワー

MSIの「MPG Velox 300R Airflow PZ」は、独自のデュアルレイヤーブレードファンを搭載したミドルタワーケース。このファンは、内側と外側に別々のファンブレードを採用することで、集中的なエアフローを生み出すという。マザーボードは背面コネクタにも対応。カラーはブラックとホワイトの2色で、ツクモでの価格は22,980円だ。

  • MSIの「MPG Velox 300R Airflow PZ」。2層構造のファンを搭載している

  • ホワイトは、同時発売の「PRO Z890-S WIFI PZ」に合いそうなカラーだ

超小型PCが多数登場、Ryzen 9搭載機も

リンクスインターナショナルがGMKtec製品の取り扱いを開始、超小型PC「NucBox」6モデルが発売された。最上位モデル「K11」は、8コア/16スレッドのRyzen 9 8945HSを搭載。HDMI、DisplayPort、USB4による最大4画面出力が可能なほか、OCuLinkによる外付けGPUの接続にも対応する。メモリは32GB、M.2 NVMe SSDは1TBで、価格は107,000円前後。

  • GMKtecの「NucBox K11」。上面中央のRGBファンが印象的なデザインだ

  • デュアル2.5GbE、USB4×2、USB3.2×2、USB2.0×2、OCuLinkと、I/Oは充実

そのほかのラインナップは、Ryzen 7 8845HS(8コア/16スレッド)モデル「K8 Plus」が95,000円前後、Ryzen 7 7840HS(8コア/16スレッド)モデル「K6」が80,000円前後、Core i5-12450H(8コア/12スレッド)モデル「M3」が60,000円前後、N150(4コア)モデル「G3 Plus」が31,000円前後(16GB)と26,000円前後(8GB)となる。

  • こちらはRyzen 7 7840HSの「K6」。OSは各モデルともWindows 11 Proを搭載する

  • 「M3」はIntelモデル。デュアルHDMIとUSBタイプCによる3画面出力に対応する