ヤマハは、好きな楽曲をバンドメンバーになった気分で演奏できるiOS/Androidアプリ「Extrack(エクストラック)」を発表した。アプリ本体のダウンロードは無料(無料プランと有料プランを用意)で、iOS版の提供はすでに始まっているが、Android版のリリースは4月となる。
「Extrack」とは、Track(楽曲)から必要な要素をExtract(抽出)して、アレンジしながらExtra(特別)な演奏体験を提供することをコンセプトにした造語。好きな楽曲を、本物のアーティストと一緒に演奏しているかのような感覚で練習したり、セッションを楽しめるアプリだ。
バンド演奏の中から特定の楽器の音を抜き出したり、ミュートしたりできる音源分離機能を搭載し、読み込んだ楽曲データの音声を、ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどの各楽器パートに分離したうえ、各パートの音量を自由に調整し、「自分が演奏する楽器の音だけを聴いて耳コピをする」、「自分が演奏する楽器の音をミュートして他のパートと一緒に演奏する」、「ドラムを強調してリズムを掴みやすくする」など状況に応じた柔軟な練習が行えるという。
また、好きな楽曲のコード進行を自動解析・表示し、演奏をサポートするコード解析機能も用意。楽曲データからコード進行を自動的に解析して表示したり、楽曲の再生と同期してコードをリアルタイム表示するといったことができる。ギターや鍵盤の押さえ方も表示されるので、初心者でも視覚的に演奏ができる。
楽曲に合わせた演奏を効率的に練習するために、再生速度の変更が可能なほか、歌いやすいキー、演奏しやすいキーに簡単に移調するキー変更機能、サビやソロパートへのワンタッチでの頭出しや使い勝手の良いA-Bリピート機能も装備する。
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端末内やクラウドストレージに保存している音楽ファイルから演奏したい楽曲を読み込む
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分離する楽器パートを選択し、音源の分離を開始
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分離トラック等が表示された操作画面に遷移し、アプリの各機能が使用可能となる
アプリ本体のダウンロードは無料で、そのまま無料で利用できるプランと、年7,000円または月900円で利用できる有料プランの2種を用意。無料プランと有料プランの相違点は以下の通り。なお、2025年8月まで有料プランを無料開放するキャンペーンを実施するとのことだ。
無料プラン | 有料プラン(Extrack Pass) 7,000円/年 900円/月 |
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分離できる楽器の種類 | 最大4種類(Drums/Bass/Vocal/Others) | 最大7種類(Drums/Bass/Vocal/Guitar/Piano/Brass/Others) |
分離できる曲数 | 1カ月あたり5曲まで | 無制限 |
Extrackライブラリへの保存 | 5曲 | iOSデバイスは50曲、Androidデバイスは10曲 |
アプリに取り込める楽曲は、音楽ダウンロード販売サービスで購入するなど、ユーザーが所有するファイルとなる。権利上の制約により、音楽ストリーミングサービスの楽曲は読み込めないので、留意いただきたい。また、使用している端末のスペックにより、読み込める曲の長さに制約が生じることがあるとのことである。