ドウシシャは2月28日、夏に向けたかき氷器新製品の2025年モデルを発表しました。今回登場した3製品はいずれも大きくリニューアルしており、3月中旬~下旬にかけて発売します。ラインナップは下記の通り。

  • 据え置きタイプのかき氷器「電動ふわふわとろ雪かき氷器」(DTS-B5):6,578円前後
  • 手動で氷を削るかき氷器「手動ふわ雪かき氷器」(IS-TY-B5):4,378円前後
  • スティックタイプのかき氷器「電動ふわふわとろ雪スティックかき氷器」:6,578円前後
  • 電動ふわふわとろ雪かき氷器。こちらは3月下旬に直販「ドウシシャマルシェ」などで発売する

  • カラーはブラック(左)とブルー(中央)の2色で、一番右は手動タイプ。本体サイズは幅160×奥行210×高さ360mm 、重さは1.3kg。連続使用時間は約2分

「電動ふわふわとろ雪かき氷器」は2016年から続く同社夏の定番商品の1つ。マイナーチェンジが続いていましたが、今回“10年目のフルリニューアル”を実施しました。

従来の“ふわふわ、とろとろのかき氷を手軽に作れる”機能はそのままに、新たに冷凍庫の製氷機で作ったバラ氷が削れるようになった上、上部を取り外してコンパクトな収納が可能に。また調整ダイヤルが大きくなり、氷を削る刃の角度を調整しやすくなりました。なお価格は据え置きとなる6,578円前後です。

同社が実施した新製品体験会にて、専用製氷カップで作った味付き氷を、厚めの粗いスライスで削り出したかき氷と、薄く柔らかいスライスで削り出したかき氷の2通りで実食してみました。

厚いスライスのかき氷は市販の「氷菓」のように氷を感じられる食感。一方、薄く柔らかいスライスのかき氷は、商品名にもなっている“ふわふわ”“とろとろ”感があり、舌で溶けるような滑らかさがありました。個人的には“とろとろ”感のある細かい氷が好きですが、粗い氷は猛暑にザクザク食べると気持ちがよさそうです。

【動画】ドウシシャ「電動ふわふわとろ雪かき氷器」で氷を削ったところ。※音が出ます

  • 氷を入れて削る本体上部を丸ごと取り外し、カップを設置する下スペースへ置いてコンパクトに収納できるようになった

  • 刃の角度を調節できるダイヤルは従来より大きくなり、操作しやすくなった。刃の角度を変えることで削り出す氷の粗さ・細かさを調節できる

  • モーター収納部以外は分解して丸洗い可能

  • 専用の製氷カップは底に溝が付けられ、氷を取り出しやすくなっている。今回使った氷はカルピスなどを混ぜ味を付けたもの

  • 全てを組み立て、氷をセットして準備完了。あとは上面にある電源ボタンを押すと氷が削られだす。なお電源は家庭用コンセントを使う

  • 薄く細かい氷を削り出しているところ

  • 出来上がったかき氷。薄く細かい氷を削る設定では、食べた時の滑らかさが際立ち、口の中ですっと溶ける“ふわふわ”“とろとろ”の氷を楽しめる

  • こちらは厚く粗めに氷を削る設定で作ったかき氷。上に盛られた氷の層を見ると厚くカットされていることがわかる。ラクトアイスや氷菓のような氷のじゃりじゃり感もあり、一般的な屋台の手回しかき氷に近い舌ざわりに感じた。暑い日にすっきり氷を食べるのに向いていそうだ

また、“とろ雪”シリーズ初の手動タイプ「手動ふわ雪かき氷器」も登場。機能は電動タイプとほぼ同じで、こちらもコンパクト収納が可能となっています。店頭価格は4,378円前後の見込み。

スティックタイプのかき氷器「電動ふわふわとろ雪スティックかき氷器」も従来からリニューアルし、新たに冷凍フルーツが削れるようになりました。削れる氷は製氷カップのもので、SSサイズが2個同梱されます。氷を固定するスパイクベースも従来から改善し、糖度のある柔らかい氷も削れるようになりました。価格は6,578円前後の見込みです。

  • 手動ふわ雪かき氷器。カラーはライトグレーのみ。本体サイズは幅265×奥行210×高さ355mm、重さは約1.1kg

  • こちらは電動スティックタイプの「電動ふわふわとろ雪スティックかき氷器」。手で持って削れるハンディ製品で、コードレスで使用可能。お皿を選ばず盛り付けられる

  • 氷を固定するスパイクベースは簡単に着脱でき、水洗いできる(上部の電源・モーター収納部は水洗い不可)

  • 新製品のスパイクベース(右)では、氷を抑える突起が従来(左)より鋭くなり、糖度の高い柔らかい氷も削れるようになった