Amazonは2月20日、Android向けの「Amazonアプリストア(Appstore)」を2025年8月20日に終了させると発表した。
Amazonアプリストアは引き続き、Fire TVシリーズやFireタブレットシリーズなど、Amazonのデバイス上では利用可能だが、他のAndroid端末ではサービスが終了する。Android用アプリストア経由でダウンロードしたアプリは2025年8月20日以降もすぐに削除されるわけではないものの、動作の保証はされなくなる。これに先立ち、Android用Amazonアプリストアからインストールしたアプリを通じたアプリ内課金のサポートを2月20日に終了させた。それに伴い、Android用アプリストアでAmazonポイントを獲得・使用ができなくなった。
また、AmazonはAmazonコイン(Coins)プログラムも2025年8月20日に終了させる。Amazonコインは、Amazonが提供するAmazonアプリストア向けの専用デジタル通貨で、アプリやゲーム、アプリ内課金の支払いに使用できる。米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本、オーストラリアに展開され、日本では2024年5月27日にサービス終了となった。
アプリ開発者は2025年8月20日まで、Android用Amazonアプリストアですでに配信しているアプリのアップデートを申請できるが、新規アプリの申請受付は2025年2月20日をもって終了となった。
Amazonアプリストアは2011年にAndroid向けアプリストアとして登場し、「無料アプリ配布キャンペーン」や「Webブラウザ上でアプリのデモ体験ができる機能」など独自の戦略を展開していた。しかし、Google Playの圧倒的な市場シェアの前に苦戦を強いられ、次第にAmazonデバイス向けのストアとしての役割が中心となった。
実際、2023年に行われたEpic Games対Googleの独占禁止訴訟では、AmazonアプリストアがGoogle Playとの競争で不利な立場にあったことが証拠として提示されている。
また、2021年にはWindows 11向けにも提供され、Microsoftの「Windows Subsystem for Android(WSA)」を通じてAndroidアプリを利用可能にしていた。しかし、Microsoftは2025年3月5日をもってWSAのサポートを終了する。