HUAWEIは2月18日、マレーシア・クアラルンプールで開催したグローバル向け新製品発表会にて、スマートバンド「HUAWEI Band 10」を発表した。TNG eWallet、GCash、Mpayといったキャッシュレス決済機能に対応するという。なお今回は製品発表のみで価格や発売日などは明かされず、実機展示も行われなかったが、時期は未定ながら日本でも発売を予定しているという。
[取材協力:ファーウェイ・ジャパン]
HUAWEI Bandシリーズは同社のスマートウォッチの中でもエントリーに位置するお手頃価格のスマートバンド製品。
最新モデルとなるBand 10は15gで本体の厚みは8.99mmと薄型軽量デザインを踏襲する。製品写真を見た限りではBand 9とほぼ同等のデザインのようで、ケースはCNCドリルと切削で磨かれたアルミ製。バンドカラーはMatte Black、White、Green、Blue、Purpleの5色を揃える(本体がアルミケースの場合。BlackおよびPinkは本体が強化ポリマー製)。
一般的なスマートバンド・ウォッチと同じくスポーツ計測機能や健康管理機能を搭載するが、発表会で特に取り上げられたのが睡眠分析機能だ。「プロレベルの睡眠分析を搭載した」とし、睡眠時に取得できる血中酸素濃度や心拍変動(HRV)といった健康データを数値化。7日間装着することでユーザー個人の通常値(パーソナルレンジ)を算出し、HRVの値を通常値と比べることで、健康状態の変化や異常に気付きやすくするとしている。
また、すでにWatch GT 5などで搭載されている、ストレス値を3段階で判定する機能も搭載。ワークアウト計測は約100をサポートし、9軸センサーとAI識別技術により改善された水泳モードではより正確なデータを検出するという。
Band 10のキャッシュレス決済機能は、Scan to Pay アプリの対応により、マレーシアの「TNG eWallet」、フィリピンの「GCash」、マカオの「MPay」に対応すると発表された。同機能はBand 10に加えWatch GT 5、Watch D2も対象になるとした。
防水性能は5ATM。バッテリー駆動時間は最大14日間。本体サイズは43.45×24.86×8.99mm、重さは約15g。画面は1.47インチで解像度は194×368ドット。