米NVIDIAは11月12日(現地時間)、「NVIDIA」アプリの正式版をリリースした。NVIDIAコントロールパネル、GeForce ExperienceおよびRTX Experienceを統合してモダン化する目的で、2月からベータテストが行われていたユーティリティツールである。ドライバーの管理・更新が簡素化され、ゲーム、プログラム、およびドライバー設定の調整を一元管理できるようになっている。また、NVIDIAアカウントでログインすることで、GPUバンドルや特典の利用が可能となる。
システム要件は以下の通り:
- OS:Windows 11、Windows 10
- CPU:Intel(Pentium G Series、Core i3、i5、i7)、AMD(AMD FX、Ryzen 3/5/7/9、Threadripper)
- RAM:2GBのシステムメモリ
- GPU:GeForce RTX 20/30/40シリーズ、GeForce GTX 800/900/1000/1600シリーズ、GeForce MX100/MX200/MX300/800M/900M
NVIDIAアプリは効率的にゲームを楽しめるように設計されており、GeForce Experienceとの比較で、インストールにかかる時間が半分に短縮され、応答性が50%向上している。モダン化されたユーザーインターフェイスでは、サブセクションを介して多数の機能に簡単にアクセス可能である。
メインのタブは「ホーム」、「ドライバー」、「グラフィックス」(サブセクション:プログラム設定/グローバル設定)、「システム」(サブセクション:ディスプレイ/ビデオ/パフォーマンス/マイ・リグ)、「引き換え」、「設定」の6つで構成されている。
グラフィクス・タブで、ゲーム内設定とGPU設定を1カ所で簡単に最適化でき、VSYNC、DSR、低遅延モードなど、NVIDIAグラフィックス設定をカスタマイズすることが可能。システム・タブで、ディスプレイの設定、G-SYNCの有効化、ビデオ超解像およびハイダイナミックレンジ機能による強化、GPUパフォーマンスの調整などを行える。
NVIDIAオーバーレイを有効にすると、フレームレートやパフォーマンスの統計値がリアルタイム表示される。ゲームプレイ中にショートカットキー([alt]+[z])で簡単に呼び出せ、録画、スクリーンショット、インスタントリプレイ、ゲームフィルター、NVIDIAハイライト、フォトモード、マイクの切り替え、統計情報の設定など、多彩な機能に容易にアクセスできる。