デル・テクノロジーズは11月6日、東京・大手町に所在する本社でメディア向けの発表会を実施し、その中で法人向けビジネスPCを試すことができる「Client Solution & AI Lab」の開設を発表した。すでに一部顧客向けのプレオープンも行われているといい、今回正式に発表された形となる。

  • デル大手町本社に「Client Solution & AI Lab」開設、法人向けPCを実際に試せる専用スペース

先日開設されたデータセンター向けの「AI Innovation Lab」に続いて、法人向けビジネスPCのデモを行える施設が開設されたという内容。Copilot+ PCの普及に加え、デルではキーボードやマウス、モニターからWebカメラまで多様な周辺機器を展開中。このため包括的な利用体験を実際に試すことができる施設を用意する必要があったとしており、今回日本独自の試みとしてClient Solution & AI Labの設置が行われたという。

開設に先行して一部の顧客を対象にプレオープンが行われていたとのことで、その時のアンケートではCopilot+ PCへの関心よりも、デル製のノートPCやヘッドセットを組み合わせたノイズキャンセリングなど、ビデオ会議ソリューションへの関心が高かったという。このほかデル製PCにはDell Optimizerがプリインストールされており、のぞき見防止機能やMicrosoft Teams等で便利に活用できるコラボレーションタッチパッドも利用可能だ。

消費者向けには解放されておらず、利用するには営業経由で予約する必要がある。自社にデルの営業担当者がついていない場合には、コンタクトページから連絡を随時受け付けているとのこと。

  • 本格的に広い「AI Innovation Lab」とは異なり、広めで設備が充実していた空き会議室を改装したらしい

  • 手狭なカフェを模した空間。のぞき見防止機能のデモで用いられる

  • ディスプレイ一体型PCと、スタンドに取り付けられる小型PCのデモ

  • 高級なWebカメラの実動デモ。周辺機器からPCまでディスプレイに接続を集約しており、すっきりした配線になっているという

  • ウルトラワイドモニターの様子。左右2台のPCで半分ずつ映すことも可能だ

  • 動画編集等極めてヘビーなワークロードにも対応するPrecisioシリーズのデモも。Black Magic Desginの周辺機器も完備