カシオ計算機は11月5日、市場の急変に対応しつつ、経営理念である「創造 貢献」を実現し続けるための存在理由となるパーパスを策定し、統合報告書で発表した。

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このたび策定されたパーパスは下記のとおり。

驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。
Through the power to put wonder at hand, bring new levels of joy to lives one by one.

パーパスの策定にあたっては、約1年間にわたり実施したワークショップやアンケートを通じて、国内外の2,000人以上の社員から意見をボトムアップ形式で集約したという。

同社は、1957年に発売した世界初の小型純電気式計算機「14-A」を皮切りに、それまでアナログでしか存在しなかったデバイスにデジタル技術を取り入れ、新たな価値を提供するイノベーションを実現してきた。同時に、手頃な価格や使いやすいインターフェイスを心掛け、広く一般に普及させることで社会貢献にも努めてきた。

この系譜は社員ひとりひとりに受け継がれ、次世代の「創造 貢献」を体現するパーパスとして表れたという。また、パーパス実現のための価値観「バリューズ」も策定し、社員主体の「I」と創業精神を表す4つの「C」に込め、5つの要素に凝縮したという。

策定されたバリューズは、以下のとおり。

  • 人の探求こそ、原点
    Imagination with empathy.
  • 独自の発想にこだわる
    Creativity through unique thinking.
  • 変革を楽しむ
    Change with joy.
  • 力を合わせ、実現する
    Collaboration for realization.
  • いかなる時も社会への貢献心を貫く
    Contribution to society as our stance.
 

カシオ パーパス動画