MMD研究所は10月22日、「スポットワークに関する調査」の結果を公表した。スポットワークの認知率は54.5%、利用経験は11.8%で、利用経験が最も多かったのは「タイミー」という結果が明らかになった。
18歳~69歳の男女7,000人に対して行われたスポットワークの認知と利用状況の調査によると、認知率は54.5%、利用経験率は11.8%。性年代別では、認知率が最も高かったのは10代女性で67.3%、次に10代男性が62.1%、30代男性と40代男性がそれぞれ59.4%。利用経験では、20代男性が28.6%で最多、次いで10代男性が23.3%、30代男性が19.8%となっている。
続いて、今後の利用意向について尋ねると、「利用したい」が36.1%、「利用したくない」が63.9%。利用経験者では69.6%が「利用したい」と答えたのに対し、未利用者では31.6%にとどまった。
予備調査から抽出されたスポットワーク利用経験者500人に対し、利用したことがあるサービスと現在メインで利用しているサービスを尋ねた結果、利用したことがあるサービスで最も多かったのは「タイミー」で38.4%、次に「シェアフル」が22.0%、「LINEスキマニ」が15.4%。現在メインで利用しているサービスでも「タイミー」が30.6%で最多、次に「シェアフル」が9.4%、「LINEスキマニ」が6.6%という結果となった。
スポットワーク利用経験者500人に対し、追加してほしい機能を聞いたところ、「口座登録不要で決済サービスで給与が支払われる」が40.4%で最も多く、次いで「口座登録不要で手渡しで支払われる」が40.2%、「スケジュールの自動調整機能」が35.6%であった。
サービス選びで重視している点については、「勤務時間の柔軟性」が38.8%で最も多く、次に「求人の多さ」が36.2%、「即日払いがある」が34.6%。また、1回の平均業務時間については「2時間以上3時間未満」が21.2%で最も多く、次いで「3時間以上4時間未満」が20.0%、「4時間以上5時間未満」が17.6%。平均業務時間は241.2分(約4時間1分)となった。
スポットワークサービスの利用頻度については、「半年に1回以下」が17.2%で最も多く、次に「週に1回程度」が17.0%、「月に2回~3回程度」が16.4%という結果となった。
調査概要
- 調査名:スポットワークサービスに関する調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女 【本調査】スポットワーク利用経験者
- 有効回答数:【予備調査】7,000人 【本調査 】500人
- 調査期間:2024年9月18日~9月19日