AMDでCEOを務めるLisa Su博士は10月8日(現地時間)、同氏公式X(旧Twitter)アカウントに投稿する形で、CEO就任から10年が経過したことを報告した。「まだ最高ではない」として今後の展望についても触れられている。

  • リサ・スー博士、AMDのCEO就任10周年。Ryzen投入で復権、グラフィックはRDNAシリーズへ

Lisa Su博士は2014年に同社CEOに就任し、今回10年が経過した形。当時同社の株価は大幅に下落し続けており、時価総額は数十億ドルまで減少していた。難しい局面での就任からZenアーキテクチャの導入によってRyzenシリーズを展開し、さらにサーバー向けにEPYCプロセッサをリリースしてシェアを拡大し続けている。AIブームにもInstinctシリーズで対応するほか、今後グラフィックスのアーキテクチャと推論用アーキテクチャを統合するUDNAアーキテクチャを構想するなど、AMDはさらなる成長機会をうかがっているようだ。