HoYoverseは7月5日、オープンワールドRPG『原神』における開発チームQ6Aを公開し、その中でデイリー報酬やボスのリポップ時間の短縮について明らかにした。さらに、賛否両論のフィードバックが寄せられているという新コンテンツ「幻想シアター」についても言及されている。

  • 『原神』が濃縮樹脂合成だけでデイリーをクリアできるように - 渦中の「幻想シアター」にも言及

似たようなデイリー任務システムを先行して導入している『崩壊:スターレイル』とは異なり、原神では天然樹脂の消費や濃縮樹脂の合成、秘境のクリアがデイリー報酬には影響してこなかった。今回「修練ポイント」の実装によってこのデイリー報酬システムにテコ入れが図られており、天然樹脂を30個消費するたび、デイリー任務の進行に使える長期修練ポイントへと変換されるようになる。長期修練ポイントはVer.X.0ごとにリセットされるとしており、かなり長期間保持できるようだ。

また、これまで3分程待つ必要があったボスのリポップが10秒へと短縮される。いったん倒した後は適当にテレポートし、帰ってくるだけで即座に連戦に挑めるようになるだろう。そのほか深境螺旋のチーム編成画面の改良や、ストーリー進行中の会話ログ機能、UI非表示機能も新搭載。プレイ中にUIを完全に非表示にするオプションも用意されるようだ。

加えて、初心者向けの改良も行われる。進行中特に難しすぎるとされてきた任務として、「対雷電将軍特訓」「飛行免許」の難易度を下方修正。世界ランクの低下オプションも世界ランク3から利用できるようになり、より安心して探索が行えるようになっている。

さらに、スキルのクールタイムを大幅に延長させる地脈異常を備えた秘境「セシリアの苗床」など、いくつかの秘境で地脈異常の内容が変更されている。敵の種類も変更され、より簡単にクリアできるようになっているはずだ。

今回のQ&Aの中で、新コンテンツ「幻想シアター」についても言及されている。幻想シアターは新しく実装されたやや高難易度寄りの常設コンテンツながら、育成済みキャラクターの頭数をある程度自力で揃える必要がある点、また編成の構成にも制限が設けられている点に注目が集まっていた。SNSを中心に賛否両論の声が聞かれており、プレイヤーのフィードバックに反応した形になっている。

また、新コンテンツ「幻想シアター」がリリースされた後、我々は旅人の皆さんのフィードバックに注目してまいりました。「幻想シアター」は、旅人の皆さんにより多様で新鮮な戦闘体験を楽しんでほしいという思いからデザインされました。
しかしながら、現状では課題が数多く存在し、様々なキャラを組み合わせる遊び方は、ポジティブな体験を十分にお届けできていないと認識しております。そのため今後の調整では、引き続き元素反応に基づいた、より戦略性が高く、強力なバフ効果が提供される親しみやすい仕様を検討してまいります。
また、多くの旅人さんから「キャラの獲得にランダム性が高すぎる」というフィードバックをいただいております。実際のコンテンツ内では「特定のキャラを獲得させる」仕様がございますが、それが目に留まりにくく、望ましくない結果となっておりました。そのため、キャラの獲得方法も改善を進めてまいります。例:キャラ獲得時、一部タイミングではより多くの候補を挙げるなど。
「幻想シアター」の改善につきましては、日々話し合いを重ねており、開発も進めております。今後のバージョンで実装されていく予定です。