KADOKAWAは、データセンター内のサーバーがランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けたことで、「ニコニコ」などのサービスの一部を停止している。これについて、対策本部を立ち上げて調査を進めているうちに、同社で保有する一部情報の漏洩が確認できたと発表した。

確認された漏洩情報の種類は以下の通り。

【取引先情報】
・楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報
・一部の元従業員が運営する会社の情報
・取引先との契約書、見積書など

【社内情報】
・株式会社ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)
・株式会社ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報
・社内向け文書

なお、「ニコニコ」サービスを含むグループの顧客のクレジットカード情報は、社内でデータを保有していないため、情報漏洩は起こらない仕組みだという。

また、情報の一部について、ダークウェブを通じてインターネットに流出していることが確認されており、「興味本位でこれらをダウンロードする行為は、ウイルス感染などの危険があるだけなく、違法である可能性が高いと考えられます。ダウンロードや拡散はお控えください。また、すでにダウンロードされている場合は速やかに削除をお願いいたします」と注意喚起している。