ソースネクストは6月20日、Backbone Labs製のスマホ用ゲームコントローラー「Backbone One」(バックボーン ワン)を国内で販売すると発表した。手持ちのスマホを挟み込むように接続すると、物理的なボタンやスティックで操作できるようになる有線コントローラー。ホルダーは伸縮式で、さまざまなサイズのスマホに適合する。

  • スマホが携帯ゲーム機に変身する合体式コントローラー「Backbone One」

  • 手持ちのスマホを挟み込むように取り付けると、携帯ゲーム機のような物理ボタンで操作できるようになる

デザインは、PlayStation公式ライセンスを取得したPlayStationデザインモデルを用意し、ノーマルなブラックモデルを追って追加する。それぞれ、iPhone 15シリーズやAndroidに対応するUSB Type-C接続モデルと、iPhoneに対応するLightning接続モデルの2種類を用意する。希望小売価格はいずれも19,800円。専用のキャリングケースも用意する(希望小売価格は3,998円)。すでに販売中。

  • PlayStationデザインモデル(右上)とノーマルなブラックモデル(左下)の2種類を用意する

左右のコントローラーの間にスマホを挟み込むことで、スマホをNintendo SwitchやSteam Deckなどの携帯ゲーム機のように操作できる有線式コントローラー。PlayStationシリーズを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)との協業で開発した公式ライセンス製品で、デザインや操作性はDualSenseに近づけているのが特徴。

本体は伸縮式でさまざまなサイズのスマホに適合。厚さを調整するアダプターが付属しており、スマホをケースに入れた状態でも、ケースなしの状態でも、ガタつくことなく固定できる。画面にバーチャルパッドを表示せずに済み、操作する指で画面が隠れないので、画面をフルに使ってゲームが楽しめる。もちろん、物理的なボタンやスティックで操作できるので、操作性も格段に高まる。

  • 本体はバネによる伸縮式。伸ばし具合によってトルクが変わることなく、均一な力で伸ばせるよう工夫したという。PlayStationデザインモデルは、伸ばした際にPSロゴが現れる

  • 厚さ調整用のアダプターを使えば、スマホをケースに入れずに使う際もしっかり保持できる

デザインは、DualSenseに似せたPlayStationデザインモデルと、ノーマルなブラックモデルの2種類。基本的な性能は同一だが、本体右手の4つのボタンは表記が「△○×□」と「ABXY」で異なっている。

  • PlayStationデザインモデルは、ボタン表記が「△○×□」となる

  • ブラックモデルはオーソドックスな「ABXY」となる

Backbone Labsの辻本雅崇氏は「最新のiPhone 15 Proシリーズに高性能なA17チップが搭載されたこともあり これまでコンソール(家庭用ゲーム機)でしかプレイできなかったAAAタイトルが続々と移植されている。通信回線環境の改善を受け、プレイステーションのリモートプレイもニーズが増えている。これらを追い風に、スマホ用のゲームパッド市場は今後も伸びていく」と語ります。

  • ソースネクスト代表取締役社長の小嶋智彰氏(左)と、Backbone Labsの辻本雅崇氏(右)

  • コジマプロダクションと共同で開発した『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』限定版もある