ASUSは独自の背面コネクタ規格「BTF」を推進しており、すでにマザーボード、グラフィックスカード、PCケースの各製品を発売している。今回、同社ブースで見つけたのは、とてもユニークなスタイルのBTF対応Mini-ITXケース「ROG Z22」。なんと、グラフィックスカードが外部にそのまま露出しているのだ。

  • こちらがその「ROG Z22」。グラフィックスカードがそのまま乗っている

    こちらがその「ROG Z22」。グラフィックスカードがそのまま乗っている

同社のBTF対応グラフィックスカードの大きな特徴は、通常のPCI Express x16コネクタの隣に、電力供給用のコネクタを搭載することだ。これにより、通常はグラフィックスカードの上や側面に出ている補助電源ケーブルが不要になるのだが、このMini-ITXケースは、その利点をうまく活用していると言えるだろう。

  • BTFなので、補助電源ケーブルが飛び出さない

  • グラフィックスカードを外したところ

マザーボードは、下のボックス内に格納。グラフィックスカードの横のボックスには、電源が入っている。残念ながらこれはコンセプトモデルということで、このまま製品として発売されるわけではないそうだが、改良した上で製品化することは考えているとのことなので、期待したい。

またCooler Masterのブースにも、BTF対応Mini-ITXケースのコンセプトモデルが展示されていた。こちらもBTF対応グラフィックスカードが露出した形になっており、同社は省スペースでハイエンドPCの構築が可能だとアピールしていた。

  • Cooler MasterのBTF対応コンセプトケース。名前は特にない

  • グラフィックスカードはフレームごと取り外せる仕組み

  • 下部のケース内にMini-ITXマザーボードや電源が入っている

  • さらに、キャリーハンドルが付けられるというナゾ機能も