パイオニアは5月16日、車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR200D」を発表した。9月に発売予定で、想定価格は25,000円前後。

  • DCT-WR200D

    DCT-WR200D

同社はNTTドコモと協力して2020年から「docomo in Car Connect」という自動車向けインターネット接続サービスを提供している。あくまで車載用に特化したサービスのため利用時間などに制限はあるが、ドコモのLTE回線を通信量は気にせず定額で利用できる。料金は550円/24時間、1,650円/30日間、13,200円/365日間。

初代機のDCT-WR100Dでは、走行中以外の利用は「エンジン始動後最大30分間」「走行後最大60分間」という条件が課されていたが、DCT-WR200Dではそれぞれ2時間に延長される。なお、DCT-WR100Dでも今秋のソフトウェアアップデートで同様に制限が緩和される予定である。

車両からの給電を前提としたバッテリーレス仕様で、一般的なWi-Fiルーターのようなバッテリーの心配をすることなく、温度変化の激しい車内に設置できる。動作保証温度は-10℃~+60℃。

旧型からのハードウェアの変更点としては、電源がUSB給電に変わったことが挙げられる。付属のDCアダプタ(12V/24V)を使う場合の勝手は変わらないが、車内電源の主役がシガーソケット/アクセサリーソケットからUSBに移りつつある最新車種で使う場合には重要なポイントだ。