• 独特な「r」の形が特徴のDyson Supersonic r ヘアドライヤー。直販価格は59,000円(アタッチメント3種を同梱)

髪のスタイリングや乾燥にと、使う頻度が高いドライヤー。思ったようなスタイリングができないことや、長時間かかることや腕が疲れるなど、ストレスを感じることがよくあるのではないでしょうか。

そんなストレスを軽減できる「Dyson Supersonic r ヘアドライヤー」がダイソンから登場しました。このドライヤーは軽量で、独自の「r」形状により後頭部の髪を乾かしやすくなっています。また、風の向きをコントロールできるので、狙った場所に的確に風を当てることができます。

  • Dyson Supersonic r ヘアドライヤー。パリやミラノでのファッションウィークで使用されたプロも認めるドライヤーだそうです

小型・軽量化した「r」形のドライヤー。持ちやすくて乾かしやすい

「Dyson Supersonic r ヘアドライヤー」は従来のモデルと比べると、本体のサイズが30%小さく、重さも20%軽量化されています。ケーブルと付属の速乾ツールを含めた総重量は755gです。曲線が特徴的な握りやすい形状で、操作性も向上しています。

試しに使ってみると、一般的なドライヤーに搭載されている長いノズルがなく、風の吹き出し口が手元から近い距離にあるため、ブラシを使ったブローやスタイリングがしやすいと感じました。特に後頭部の髪の乾燥作業がスムーズです。

また、本体の太さが根本から先まで変わらないため、短めに持ったり、長めに持ったりなど持ちやすい位置で掴めるので、利き手と反対側をブローする時も作業がしやすいです。

  • バランスのよい太さ。長く持つことも短く持つこともできて、使いやすいところを掴めます

  • 先が曲線になっているので、シャワーを当てるような感覚で後ろ側に風を送りやすいです

風速設定は3段階、さらにボタンを押せばすぐに冷風が出る「コールドショットボタン」を含む4つの風温設定ができます。この機能を上手に使うためにサポートするのが3種類のアタッチメントです。

「速乾ツール」「低温ツール」「なめらかツール」という3つのアタッチメントには、それぞれ「RFIDタグ」を内蔵。タグ情報を本体が読み取ることで、アタッチメント装着時にあらかじめ設定された推奨風速・風温へ自動で設定されるほか、ユーザーが好みで設定した風速・風温も記憶できるため、アタッチメントを付け替えるだけで前回使った風速・温度を再現できます。

電源を入れたあと、いちいちボタンを押して切り替えなくていいのは便利ですね。ストレスフリーに時間を短縮できそうです。こうした小さな工夫が、日々のちょっとした手間を省いてくれるのはうれしいポイントです。

  • 付属アタッチメントは、高速の風ですばやく乾かす「速乾ツール」、頭皮にもやさしい「低温ツール」、うねりを抑えてなめらかに仕上げる「なめらかツール」の3種類

  • アタッチメントはマグネット式で、外すと自動的に風が止まります

  • 本体の設定ボタン。左3つのLEDが風速、右3つのLEDが温度を表しています

  • アタッチメントを付け替えると、推奨された風速・温度設定に自動で変わります

浮き毛を抑えたり、ブローの時に使うと便利な「なめらかツール」から風が出るようす。狙ったところにまっすぐ風を届けます ※音が出ます

  • ヘアスタイリストアンバサダーのNOBUさんによる実演。「なめらかツール」はブローするときに髪が広がらずセットしやすそうです

  • 弾力のある仕上がりになりました

「低温ツール」を使った時の風。ふわっと広がった風で当たりが柔らかいです ※音が出ます

髪を素早く乾かしたい時に使う「速乾ツール」は、パワフルで地肌に風が届きますが、音が静かだと感じました。「低温ツール」は風当たりがやさしいので、前髪の立ち上げなど繊細な部分のスタイリングや、子供の柔らかい髪の乾燥などに重宝しそうです。

「なめらかツール」はまっすぐ風が届き、浮き毛などを抑えます。また、髪の表面をなめらかに仕上げる効果もあるそうです。

  • 内側にあるのがコールドショットボタンです

  • 温度調整、風速調整のほか、丸いボタンが電源ボタン

温度調整ボタン、風速調整ボタン、電源ボタンが外側、コールドショットボタンが内側に配置されています。2箇所のボタンが配置されているので操作に慣れが必要なのでは?と最初は思ったのですが、一度好みの組み合わせ(温度・風速)が決まってしまえば、アタットメントを付け替えるだけで狙った風が使えるので、特に気になりませんでした。

コールドショットボタンは、ブローの仕上げなどの時に使うボタンです。普段使っているドライヤーでも冷風ボタンはありますが、それと比較してもSupersonic r ヘアドライヤーは体感時間ですぐに冷風に切り替わり、スムーズにクセ付けがしやすいと思いました。

また、全体的に音の質が良質で、使いながら会話ができるくらいの音量なのが印象的でした。これなら、子供の髪を乾かす時なども、声をかけながらできそうです。

コンパクトながら、温度コントロールと速乾性を実現する内部構造

コールドショットボタンの反応のよさや、風の温度ムラなどを防ぐのに役立っているのが、新しい内部構造です。カーブ形状の本体に、新しいモーターとヒーターテクノロジーを内蔵しました。

従来のヒーターの場合、ドライヤーから出る気流に温度ムラができていたといいます。そうなると、乾かしすぎる部分が出てきてしまい、髪の健康や仕上がりへの影響が気になりますよね。

「Dyson Supersonic r ヘアドライヤー」の場合、曲線の部分に9つのヒーターを配置。ここに高圧の気流を流すことで、川の流れのように自然に効率よく風が流れるというわけです。さらに薄いプレート状のヒーターを配置し、ここを風が流れることでムラのない温風を作り出すそう。また、従来からダイソンが搭載しているサーミスタセンサーで温度を測定するので、過度な熱ダメージから髪を守るといいます。

  • 内部模型。下から上に向かって風が流れていきます。風量への影響を抑えながら効率的に気流に熱を伝えるヒーター配置を採用しました

  • モーターやヒーターなどコンパクトですが、プロの現場でも耐える耐久性を追求しました

「Dyson Supersonic r ヘアドライヤー」は、元々ヘアサロンやショーなどで使われることを想定したプロ向けのモデルとして開発されました。そのため、過酷な環境でも使用に耐えられるような耐久性に仕上げています。ボディを軽くすることで、長時間ドライヤーを使うプロの負担を軽減することも意識しています。

プロ向けというと、よりこだわった細かいニーズにも応えられるよう、操作などが複雑になりそうですが、「Dyson Supersonic r ヘアドライヤー」はアタッチメントをつけかえるだけで風速・温度を設定できるので、設定が簡単。これなら、気軽に使えそうです。

カラーはセラミックピンク、セラミックパティーナ/トパーズ、ビンカブルー/トパーズの3種類。

このうち「セラミックピンク」は、真珠からインスピレーションを得たそうで、落ち着いた光沢と淡いピンク色の仕上げが特徴。シンプルで派手すぎず、インテリアに溶け込みますが、それでいて高級感を演出します。

ドライヤーを使う時は鏡を使うので、意外と本体の色は目にとまります。上質な質感のドライヤーを使うことで、リラックスした気分になれそうですね。

  • ナチュラルで上品な雰囲気の「セラミックピンク」は、木製の家具などとも相性がよさそうです