アップルは5月7日、Apple Pencilの新モデル「Apple Pencil Pro」を発表した。ペンを握った状態で強く押すとツールパレットを表示する「スクイーズ」機能を新たに搭載したほか、Apple Pencilを回転させるとペンやブラシの向きを回転する機能も備えた。さまざまな機能を実行した際、Apple Pencilを振動させて確認できる機能も搭載した。新たに「探す」機能にも対応した。
価格は21,800円で、今回発表した新しいiPad Proと新しいiPad Airに対応する。発売は5月15日。
クリエイターやプロの作業効率を高めるべく、これまでのApple Pencilにはない機能を多く備えた新世代のApple Pencil。
新機能の1つが「スクイーズ」。Apple Pencilの軸に新たにセンサーを内蔵し、軸を指で強く押した状態を感知すると、ペン先の近くにツールパレットを表示できる。ペンの移動を最小限に抑えながら、ツール、線の太さ、色などを素早く切り替えられるようにした。
内蔵のジャイロスコープにより軸の回転も検知できるようになり、Apple Pencilを回転させるとペンやブラシの向きを回転する機能も備えた。
iPhoneやApple Watchなどが搭載する触覚エンジン(ハプティクスエンジン)も備え、ユーザーがスクイーズしたり、ダブルタップしたり、図形認識でスナップしたりすると、確認として軽いタップを返し、機能の実行を触覚で確認できるようにした。
Apple Pencilでは初めて「探す」機能にも対応。AirTagなどと同様に、自分のiPhoneなどで置き場所を探せる。充電やペアリングは、第2世代のApple Pencilと同様に、iPadの側面にくっつけることでできる。