Apple Payで支払うとき、機内モードではダメですか? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

Apple Pay/ウォレットアプリに登録したクレジットカードや交通系ICカード、プリペイドカード。登録を完了すればいつでも支払いの手段にできる...基本的にはそのとおりですが、すべての場面が該当するわけではありません。

クレジットカードにひも付けられた電子マネー(iDやQUICK)は、支払い時のインターネット接続は必須ではありません。店頭に設置された端末はインターネットに接続されているので、Apple PayでiPhoneから受け取った情報をサーバに送信し決済処理を行います。だから通信圏外で問題なし、機内モードでも使用できます。

交通系ICカードも、「チャージ済の金額」と「購入済定期券/グリーン券」はサーバと通信せずに使用できます。これらの情報はFeliCaチップに記憶されており、使用時に確認する必要がないためです。だから機内モードやモバイル回線オフの状態でも、支障なく支払うことができます。

しかし、クレジットカードから交通系ICカードや電子マネーにチャージするときには、カード会社のサーバとの通信が発生します。正当な持ち主であることが確認できないことにはチャージできないため、インターネット接続は必要不可欠です。モバイル回線またはWi-Fi回線でインターネットに接続した状態でなければ、チャージを完了することはできません。これは、定期券やグリーン券の購入についても同様です。

店のレジが建物の奥まったところにあり通信状態が芳しくないのはよくあること。支払いのとき慌てないためにも、どの決済手段なら問題がないか考えておきましょう。