ウィナーズの「レコルト」といえば、一人暮らしや少人数世帯から人気の調理家電ブランド。レコルトの製品は、使うことが楽しくなりそうなオシャレなデザインが魅力ですが、使いやすさを考えた独自の機能性も人気の理由です。

そんなレコルトが4月23日から発売する新製品は、2枚焼きトースター「スライドラックトースター」。デザインと機能性をあわせ持つレコルトらしさ満載です。プレス向けの発表会で実機をチェックしてきました。

  • 1970年代風のレトロデザイントースターは、いままでにない「足つき」のデザイン。メーカー希望小売価格は16,500円で、カラーはブラックとクリームホワイトの2色です

    1970年代風のレトロデザイントースターは、いままでにない「足つき」のデザイン。メーカー希望小売価格は16,500円で、カラーはブラックとクリームホワイトの2色です

  • 本体サイズは本体+脚で幅27×奥行き35×高さ37cm、重さは約3.9kg。今回もマイナビニュース +Digitalの林編集長が新製品を試してきました

気になる「脚」はカワイイだけじゃない!

製品を見てまず気になるのはトースターなのに「脚」があること。この脚の存在と、製品正面に並ぶボタンのためか、スライドラックトースターは昭和のレトロなブラウン管テレビのようにも見えます。

実はこの脚、デザインのためではなく実用性もあります。トースターの下に小物を置いておけるんです。言われてみれば「なあんだ」という感じかもしれませんが、ありそうでなかったスタイル。

トースターはその構造上、本体上部は熱くなりますが、本体下は熱を持ちにくい製品です。これを利用して、最近はトースターの下を収納にするためのトースターラックという製品も出回っています。スライドラックトースターは脚を付けることで、トースター下にスペースを確保し、ラックなしでも収納として使ったり、カップやお皿を一時的に置くスペースになったりするというわけ。

  • 製品下のスペース(高さ)は10cmほど。カップなどを一時的に置くにも便利です

  • 左の製品のように、脚は外すこともできます。ただし、着脱にはドライバーが必要なので「気分によってサクッと着脱する」という仕組みではありません。脚なしの状態だと、本体サイズは幅27×奥行き35×高さ27.5cm

この脚によって生まれたスペースのために、別売りオプションとしてブレッドケース(RCB-5)をラインナップ。ブレッドケースはスライドラックトースターと合わせたデザインになっていて、トースターと同じくブラックとクリームホワイトの2色が選べます。ケースサイズは幅28.0×奥行き17.5×高さ9.1cmなので、食パンだと6枚切り3枚がギリギリ入るくらいの収納力。食パン一斤は入りません。

  • 本体の下にちょうど入るサイズの別売りブレッドケース(写真はクリームホワイト)。スライドラックトースターとデザインがそろっている点がうれしいですね

  • ブレッドケースのフタ部分は、パンを切るためのカッティングボードになります。フタは木製なので、鍋敷きのように熱いものを乗せても大丈夫

スライドできるからアツアツのパンもそのまま食卓へ

ところで、スライドラックトースターの「スライド」はどういう意味でしょうか?

焼き網の両脇にハンドルがあり、このハンドルを引っ張る(スライドさせる)ことで、焼き網をトースターから取り出せる構造です。一般的なトースターは扉を開くと焼き網が数cm前に出てくるだけですが、スライドラックトースターは焼き網を完全に取り出して持ち運べます。

しかも、ハンドル部は常に本体外側に位置しているので熱くならず、加熱後すぐでも素手で取り出せます。一般的なトースターと違って「網を取り外して持ち運ぶ」ことが面倒にならないので、網にパンを乗せたままキッチンから食卓まで運ぶほか、網の上で盛り付け調理をするにも向いています。

  • 焼き網のハンドル部は本体の外に配置。加熱後も熱くならず、ラクに取り出せます

遠赤外線ヒーターで美味しさにもこだわり、掃除のしやすさも魅力

デザインや使いやすさだけでなく、美味しさにもこだわりが。たとえば、すばやく発熱する遠赤外線ヒーターを上下に2本ずつ搭載。選択したメニューにあわせて加熱温度を調整して焼き上げる機能も備えています。

  • 上下に2本の遠赤外線ヒーターを配置。庫内の上・下・手前・奥の4面には、熱を効率よく反射するためのディンプル(凸凹)加工

メニューは定番の「トースト」に「冷凍トースト」、総菜パンやバゲット、クロワッサンなどを焦がさず温めなおす「デリ」、冷凍総菜パンを具材まで温める「冷凍リベイク」、そしてオーブン料理用の「180℃」と「220℃」という6種類です。

トーストモードならパン表面をカリッときつね色に、リベイクなら中心まで温めつつ焦がさないなど、モードごとに適切な温度管理をして加熱します。

  • 本体前面のメニューボタン(使用するモード)を押し、続けてスタートボタンを押して加熱スタート。スタートボタンを押す前に、好みに応じてダイヤルで加熱時間を調整できます。メニューボタンを長押しすと、メニューごとに加熱時間を記憶させることも可能。メニューごとのメモリ機能はかなりうれしい!

発表会では、実際にスライドラックトースターで焼いたトーストも試食できました。たしかに表面がサクッと香ばしく、中はフワッと柔らかく仕上がっています。

  • スライドラックトースターで焼いたパン。会場のデモ機は、手前側に置いたパンのほうが焼き色が少々濃い目になる傾向がありました

  • こちらはデリモードで加熱したクロワッサン。デリモードは「焦がさず温める」モード。クロワッサンは焦げやすい食材だからか少し焦げていましたが、できあがりは驚くほどサックサクで美味!

スライドラックトースターは見た目からもわかるように、珍しい「前後にパンを並べる」タイプの2枚焼きトースター。庫内が奥に深いため、奥側の掃除がしにくいのではないかと思いましたが、本体の背面が完全に開く構造になっています。背面からも庫内に手を入れられるので、掃除もしやすそうです。

  • ツマミを回してロックを解除すると、背面がパカっと開く構造。掃除しやすそう

独特のデザインの奇抜さに目を奪われたスライドラックトースターでしたが、一通り使ってみるとパンの美味しさや操作のしやすさ、使いやすさ、掃除のしやすさなどがよく考えられた製品です。とはいえ、最大の魅力はやっぱりほかにはないデザインでしょう。

スライドラックトースターなら、家具のような見た目なのでリビングダイニングに置いても違和感がありません。忙しい朝、親はキッチンでお弁当作り、子どもはダイニングでパンを焼く――いったシーンが浮かびます。デザインひとつでいろいろな使い方を想像させてくれる魅力的な製品です。

  • むしろインテリアとしてリビングに置きたくなるような、かわいらしい本体