楽天シンフォニーは2月28日、英国科学・イノベーション・技術省(DSIT)のネットワーク機器試験施設において、同社が提供するOpen RANソリューションが採用されたと「MWC Barcelona 2024」で発表した。
楽天シンフォニーは楽天モバイルの子会社で、後発キャリアとしての楽天モバイルの低コストかつ迅速なネットワーク構築の鍵を握る仮想化技術などを、海外の通信事業者向けに外販する役割を担っている。
イギリスのウェスト・ミッドランズにある、国立物理学研究所が運営するネットワーク機器試験施設「英国通信研究所(UK Telecoms Lab)」において、楽天シンフォニーのOpen RANソリューションが使われる。イギリス政府が推し進める5G通信市場の多様化や、通信分野の安全性・レジリエンスの向上に向けた研究に活用される。
5G SA/NSA方式のクラウドネイティブRANソフトウェアを提供するほか、サプライヤーとして5G向け超多素子アンテナ(Massive MIMOアンテナ)、4G無線ユニット(RU)、COTSサーバーなどのハードウェアも提供する。