米Appleは1月26日(現地時間)、開発者向けページにお知らせを掲載し、アプリ配信プラットフォーム「App Store」におけるポリシー変更について発表した。これによって、ストリーミングゲーム(いわゆるクラウドゲーミングサービス)などのアプリをiOSデバイス向けに配信できるようになるとみられている。
これまでAppleはApp Store内でクラウドゲーミングサービスにアクセスするためのアプリ配信を禁じており、クラウドゲーミングサービス事業者はブラウザ経由でしかサービスを提供できなかった。
一例として、NVIDIAの「GeForce NOW」はAndroid向けに専用アプリを提供している一方、iOSデバイスにはアプリを配信できなかったため、ブラウザ経由で利用するしかなかった。これによって機能差も生じており、より高い解像度・より少ない描画遅延でのゲームプレイはAndroidデバイスでしか利用できなかった。今後はアプリ配信によって、iOSデバイスでのプレイ体験が改善されるかもしれない。
クラウドゲーミングサービス提供認可の他、アプリの分析API、サインインオプションの拡充も実施されている。