オプテージは同社の携帯電話サービスmineo(マイネオ)が運営する「マイラボ渋谷」において、ガラケーや初期のスマートフォンに保存されている思い出の動画をAI技術で高画質化する実証実験イベント「思い出ムービー・アップデート」を実施する。
本イベントは、2026年に迫った3G完全停波に向け、多くの人々の「思い出を美しくする」ことを通じて振り返るというもの。あわせて期間中、会場で昔の渋谷の街並みを撮影した映像を4Kにアップスケールした映像を鑑賞できる。
動画の高解像度化を行えるのは限定30名(要事前応募)。3G対応携帯電話/スマートフォンで撮影された当時の動画を、博報堂DYグループのAI技術「AIアップレゾ(H-AI UpRes)」を使って高解像度化する。参加者の募集期間は12月11日~17日で、応募多数の場合は抽選となる。応募はWebサイトで行える。
当選者のデータを2023年12月21日~23日の間に預かり、2024年1月12日~13日の間に高解像度化されたデータを引き渡す。預かり/引き渡しはいずれもマイラボ渋谷で行う。
マイラボ渋谷は、mineoが通信キャリアとしての枠を越えて、スタートアップを含む異業種企業やクリエイターとコラボレーションするイベントを定期的に開催する実験型未来共創スペース。今回が第5弾のイベントとなる。
またアップスケールに利用されるAI技術「AIアップレゾ(H-AI UpRes)」は、博報堂DYグループのグループ横断型研究開発組織「Creative technology lab beat」がイスラエルのスタートアップAUGMIND社と共に展開する、AIを活用して映像や画像を高解像度化する技術。低費用で利用可能ということで、価値のある映像/画像を保有するがコストをかけられないという企業/メディア/IPホルダー/一般ユーザーをサポートできるとしている。