米Valveは11月30日(現地時間)、Meta Quest用の「Steam Link」アプリをリリースした。PCで動作するSteamライブラリのゲームをストリーミングして、無線/有線接続するMeta Questヘッドセットでリモートプレイできる。

MetaのQuestヘッドセットでは、Metaが提供する「Quest Link」を使うことで、Windows PCで動作するPC向けVRゲームをプレイできる。ただし、有線接続になる。Steam Linkが使えるようになったことで、無線接続のために「Virtual Desktop」のようなサードパーティのリモートアクセス・ソリューションに頼る必要がなくなる。

利用できるQuestヘッドセットは、「Meta Quest 2」、「Meta Quest 3」、「Meta Quest Pro」。PCの要件は、5GHzのWi-Fi接続(Wi-Fi 6またはWi-Fi 6Eを推奨)、Intel Core i5-4590/AMD FX 8350以上、GTX970以上のNVIDIA GPU(RTX2070以上を推奨)。必須ではないが、16GB以上のRAMを推奨している。

利用するには、PCに「Steam」と「SteamVR」をインストールして起動し、「Steam Link」アプリをインストールしたQuestヘッドセットでPCと同じネットワークに接続する。そして、Steam Linkアプリのガイドに従ってPCとの接続を確立する。

Valveは発表で、「Half-Life Alyx」「Bonelab」「No Man's Sky」「VR Chat」「The Lab」といったPC VRタイトルを紹介している。Steamでは、12月4日から11日にVRゲームのセールイベント「Steam VR Fest」が開催される。