ASRockが「AI QuickSet」なるツールを公開し、生成AI環境を一括導入できるよう支援しているようだ。特設ページ(外部リンク)もすでに公開されており、ツールそのものもダウンロードして利用できるようになっている。
ASRockはAMD Radeonシリーズを搭載したグラフィックスカードを販売しており、同製品のパワーを生成AI機能に生かしたいと考えているのかもしれない。ツールをインストールするとDirectML仕様の「Shark」と、Stable Diffusion web UI、Stable Diffusion web UI ONNXを一発でインストールできるというもので、pythonを手でインストールする必要がなくなっている。
動作要件はCPU含めかなり最新モデルに限られているうえ、GeForce環境では利用できない。グラフィックスカードには注意点として、ASRock製品のみをサポートしている旨が強調されている。なお、導入にあたってはインターネット接続が必要だ。
- CPU:第13~14世代Intel Coreプロセッサ、AMD Ryzen 5000 / 7000シリーズ
- マザーボード:Intel 600 / 700シリーズ、AMD 600 / 500シリーズ
- メモリ:32GB以上
- グラフィックスカード:ASRock AMD Radeon RX 7000 Series Graphics Cards
- ストレージ:25GB以上空いたSSD