ローランドは、BOSSブランドよりエフェクター「200シリーズ」の最新モデル「RV-200」を2023年11月18日に発売する。市場想定価格は、35,200円前後。
「RV-200」は、BOSSのエフェクター「200シリーズ」の最新モデル。サンプリング・レート96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit float(浮動小数点)によるクラス最高峰の音質を実現。初期反射から残響音が消えるまで、高い解像度で再現することにより、鮮明かつ自然なリバーブ・サウンドが得られるという。「200シリーズ」の特徴のひとつである、直感的な操作性を実現し、リバーブの効果を調整する「TIME」「E.LEVEL」「PRE-DELAY」ノブにより、好みのリバーブ・サウンドを簡単に設定できる。また、全体的な音質を整える「LOW」「HIGH」も独立したノブで調整が可能。さらに、リバーブの密度を6段階で調整する「DENSITY」ボタン、選択されたリバーブ・タイプ毎に異なるパラメーターをコントロールする「PARAM」ノブも搭載。ユーザー・メモリーは127、リバーブ・タイプは以下の12種類を搭載する。
- ROOM:室内の残響をシミュレートしたリバーブ・タイプ。
- HALL:コンサート・ホールの残響をシミュレートしたリバーブ・タイプ。
- PLATE:金属板を用いたプレート・リバーブをシミュレート。
- SPRING:ギター・アンプに装備されることの多い、スプリング・リバーブの独特の響きをシミュレート。
- SHIMMER:高域のきらびやかさを特徴とする、倍音の広がりに包まれた幻想的なリバーブ・タイプ。
- ARPVERB:アルペジオ・サウンドをモチーフとした、動きのある残響音が得られるリバーブ・タイプ。
- SLOWVERB:ゆるやかな立ち上がりと柔らかな倍音を含むリバーブ・サウンドが得られる。
- MODULATE:ホールの残響に「ゆらぎ」を加えることで、心地よい残響音が得られるリバーブ・タイプ。
- +DELAY:「ディレイ」との相乗効果によりリッチな残響音が得られるリバーブ・タイプ。
- LO-FI:意図的に音質を劣化させることで、独特の質感が得られるリバーブ・タイプ。
- GATE:残響のリリース音をカットする、メリハリのあるリバーブ・サウンドが得られる。
- REVERSE:リバーブ・サウンドを逆再生する独特のサウンドを生み出すリバーブ・タイプ。
本体の2つのフットスイッチは、音色の切り替えやエフェクトのON/OFF以外に、リバーブ・サウンドを持続させる「HOLD」や、幻想的なリバーブ・サウンドを作り出す「WARP」、アグレッシブな効果を生み出す「TWIST」などをアサイン可能。外部コントロールの拡張にも対応しており、オプションのフットスイッチの使用により、さらに多くの機能の制御が行える。加えて、エクスプレッション・ペダルの接続により、エフェクトのパラメーターをリアル・タイムでコントロールすることも可能。ステレオミニ型の「MIDI」端子も装備し、複数の「200シリーズ」をMIDI接続することにより、スイッチャーなどの機器を使用せず、ワン・アクションでメモリーの切り換えなどが行える。
サイズ/質量はW101×D138×H65mm(ゴム足含む)/680g(電池含む)。本体のほか、アルカリ電池(単3形)×3、ゴム足×4などが付属する。