ラディウスは、USB Type-C端子に直結できる有線イヤホンを10月下旬に発売する。カナル型とインナーイヤー型の2種類で、いずれもiPhone 15シリーズで動作確認済み。価格はオープンプライスで、店頭価格は各4,400円前後を見込む。カラーはどちらもシルバー、ブラック、レッド、ブルーの4色。
USB Type-Cコネクターをケーブルに備え、対応するスマートフォン/タブレットなどにつないで使えるイヤホン。最大96kHz/24bitの音源再生に対応する。
イヤホン本体には、内部の空気圧を調整して音質を最適化するAirflow Portを採用して、高い再現性と迫力あるサウンドを追求。一般的なダイナミックドライバーは密閉された本体内に溜まった空気によって振動板が正確に駆動しづらくなることがあるが、バックハウジングの背面に緻密に調整した通気孔を設けて、内部の空気圧を最適化することで、振動板を効率的に駆動させているという。
カナル型(HP-NEL21C)は小型の8mm径ダイナミックドライバーを搭載し、一般的なイヤーピースより耳の奥の広いエリアでフィットする独自形状の「ディープマウントイヤーピース」で密閉性を向上させて、心地よい低音再生と安定した装着感を追求。
イヤーピースのサイズはXS/S/M/Lの4サイズで、色と質感は本体カラーによって異なる。シルバーのみクリアで、光沢質感によって耳への密着感を得られるようにした。それ以外はさらっとした装着感のマットなブラックを採用している。
インナーイヤー型(HP-NEL22C)は14.15mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載。装着時の圧迫感や不快感を軽減する形状で、長時間の使用でも疲れにくく、快適に音楽を楽しめるという。耳に触れる部分をカバーし、低音域の音声を逃がさないようにするスポンジ製イヤーパッドが付属する。
いずれも再生周波数帯域は20Hz~20kHz。出力音圧レベルはカナル型が95±3dB/mW、インナーイヤー型が113±3dB/mW。インピーダンスはカナル型が16Ω、インナーイヤー型が32Ω。
どちらもアルマイト処理を施した高剛性アルミニウム素材を使用することで、駆動時の不要振動を抑えて音を引き締め、再現性を高めている。また、Airflow Portの存在を強調する、すり鉢状の造形的なアクセントを本体後部に施した。
ケーブルは長さ120cm(Y型)で、リモコンマイクをケーブルの途中に備え、手元で再生/停止/曲送り/曲戻しや音量調整、ハンズフリー通話、音声アシスタントの操作が行える。通話時は、周囲のノイズ(雑音)を抑えて自分の声をクリアに相手に伝えるノイズリダクション機能が利用できる。重さはどちらも約14g(ケーブル含む)。