海外メーカーのスマートフォン新製品が次々と日本でも発表されています。OPPOの「Reno10 Pro 5G」も日本で10月6日に発売、FeliCa搭載の日本向けモデルとして投入されます。一方、海外ではReno10シリーズはベーシックモデルの「Reno10 5G」、カメラ強化モデルの「Reno10 Pro+ 5G」と合わせた3モデルが販売中です。今回は最上位モデルのReno10 Pro+ 5Gを紹介します。
Reno10 Pro+ 5Gの外観はReno10 Pro 5Gと変わらないように見えますが、ディスプレイの大きさは6.74インチと0.4インチ大きくなり、解像度も2,772x1,240ピクセルと高精細になっています。またスマートフォンの心臓部であるチップセットもReno10 Pro 5Gはミドルハイレンジ向けのSnapdragon 778Gですが、Reno10 Pro+ 5Gは半年前のハイエンドモデル向けとなるSnapdragon 8+ Gen 1を搭載、全体のパフォーマンスを高めています。
両者を比較してみました。左がReno10 Pro 5G、右がReno10 Pro+ 5Gです。こうしてみるとカメラ部分のデザインが異なっています。
本体サイズも若干差があります。Reno10 Pro+ 5Gは162.9x74x8.3 mm、195gでReno10 Pro 5Gより0.4mm厚く、9g重くなっています。とはいえ200gを切る軽さのため十分持ちやすいと感じました。本体カラーはグロッシーパープルとシルバーグレー。グロッシーパープルはOPPOによると「宝石のような華やかな色合いが上品」とのこと。
シルバーグレーは表面がガラス素材で平滑な仕上げですが、その内側はGlow処理と呼ぶ細かいテクスチャ仕上げになっており、マットな外観でありながらもサラサラとした手触りが心地よく感じます。
カメラはメインが5,000万画素の広角、そして800万画素の超広角を搭載、さらに望遠は6,400万画素の3倍となっています。Reno10 Pro 5Gの望遠カメラは3,200万画素2倍ですから、望遠性能はかなり強化されています。
それぞれの焦点距離で撮り比べてみました。望遠も3倍あるとかなり拡大できますし、デジタルで6倍にしても画質はあまり落ちません。なお望遠はデジタル120倍まで対応。画質は落ちますが遠くのモニュメントを記録として撮っておく、といった用途などなら十分使えそうです。
フロントカメラはReno10 Pro 5G、Reno10 Pro+ 5Gどちらも同じ3,200万画素を搭載します。OPPOのフロントカメラはセルフィー性能に定評があり、美顔モードも自然に盛れます。Reno10シリーズはメインカメラ性能も高いのですが、フロントカメラもぜひ活用してほしいもの。
夜間にセルフィーをしてみましたが、やや暗い場所でも美しく自撮りができました。またフロントカメラでもポートレート撮影が出来るのできれいなボケを表現できます。
さてReno10 Pro+ 5Gは充電速度がより高速になっています。Reno10 Pro 5Gは4,600mAhのバッテリーを28分で満充電できる80W充電に対応、日本では「ワンダフルチャージ」と呼ばれています。一方、Reno10 Pro+ 5Gはさらに高速な100W充電に対応しています。5分の充電でゲームプレイ2時間可能、9.5分の充電で50%まで充電できるなど時間の無い時でも慌てる必要がありません。
実は今回、海外のOPPO Reno10シリーズの発表会を3か国回ってみました。フィリピン(マニラ)、マレーシア(クアラルンプール)、タイ(バンコク)それぞれの国での発表会はいずれも多くのメディアが集まりOPPOに対する注目度が高いことを改めて認識したところです。フィリピンは夜の開催で大人向け、マレーシアは食事が豊富など国によって発表会の雰囲気もかなり違うものでした。またタイではOPPO参入15周年記念イベントも兼ねたためセレブや芸能人、インフルエンサーたちが多数集まる華やかな発表会だったのが印象的でした。
日本で最近販売されたRenoシリーズは製品名の最後に「A」のつく日本向け設計のミドルレンジモデルでした。今回日本で発売になるReno10 Pro 5Gは海外と基本性能の同じミドルハイレンジモデルでカメラも高性能です。OPPOのカメラ強化モデルの日本投入は久しぶりでもあり、十分な期待ができそうです。