Vivaldi Technologiesは9月28日、Webブラウザ「Vivaldi」のiOS版を正式リリースした。利用は無料で、App Storeからダウンロードできる。

  • PC/Android版に続き、ついにVivaldiブラウザがiOSに登場

Vivaldiは高いカスタマイズ性に定評のある無料Webブラウザ。PC版(2015年)/Android版(2019年)がすでにリリースされているが、iOS版は2013年5月17日にTestFlight経由で提供された人数限定のプレビューを経て、今回正式にリリースされた。

Chromiumベースで開発されたPC版/Android版と違い、iOS版はWebKitベースの開発となったため、提供に時間を要したとのこと。なおVivaldiにはWindows/Mac/Linux/Androidのほか、車載版も存在する。

iOS版Vivaldiには、パネル、デスクトップスタイルのタブ、スピードダイヤル、メモ、リーディングリスト、広告・トラッカーブロッカーなどのツール一式が内蔵されている。また同期機能により、複数の端末間でブラウジングデータを同期できる。

スタートページでは、お気に入りのサイトへのショートカットを一覧表示するスピードダイヤルが表示される。ブラウザ画面の左下にはパネルボタンを備え、ブックマークや履歴、メモ、リーディングリスト、ダウンロードなどのツールにアクセス可能。

右下のタブスイッチャーでは、通常のタブやプライベートタブ、最近閉じたタブなど、各種タブにアクセスできる。パネルとタブスイッチャーの間には検索ボタン、履歴を戻る/進むボタンを配置している。またiPadでVivaldiを使った場合は、大画面向けのデザインとインタフェースが適用される。対応OSはiOS/iPadOS 15以降。

  • iOS版Vivaldiのスタートページ

  • Vivaldiブラウザの特徴の1つであるスピードダイヤル

  • 開いているタブ、プライベートタブ、同期タブ、最近閉じたタブに手軽にアクセスできるタブスイッチャー

  • 広告やトラッカーをブロックできるオプションも