KDDI/沖縄セルラーは9月28日、オンライン専用プラン「povo2.0」が9月29日にサービス開始2周年を迎えることを記念し、「povo2.0の2周年キャンペーン」を実施すると発表した。

「povo2.0」開始から2周年

povo2.0は、基本料0円で必要な時に必要な分だけ「トッピング」をするというプリペイド方式に近い新たなコンセプトのモバイルサービスとして、2021年9月29日に提供開始された。

単純にデータ容量を販売するだけではなくパートナー企業の商品と組み合わせ相互送客を図る「+αトッピング」、不要になった端末をポイントなどではなく“ギガ”で買い取る「スマホギガトレード」など、若年層やアーリーアダプターなど興味関心の高いユーザーが多いオンライン専用のサービスならではの、既存のモバイルサービスとは視点を変えた実験的・意欲的な取り組みの数々でも知られる。

立ち上げまでの経緯としては、2020年10月にシンガポールのCircles Lifeとのパートナーシップによって「KDDI Digital Life」という新会社が設立された。当初の計画では、「eSIMを活用した完全オンライン型のシンプルな手続きなど、デジタルネイティブに向けたサービス」を提供するMVNOとなる予定だった。

その後、メインブランドの20GBプラン値下げにターゲットを絞った当時の通信行政の影響もあって計画が変更され、2021年3月に20GBプランのpovo1.0がスタートし(現在は受付終了)、後にpovo2.0が登場した。MVNOではなくMNOのオンライン専用プランとして組み込まれたが、サービス内容としては紆余曲折を経てKDDI Digital Life立ち上げ当初のコンセプトに近い形になったといえる。

3年目の方針としては原点に立ち戻り、(1.0の)立ち上げ時にお蔵入りしたアイデアを掘り起こしつつ、より柔軟に新たな試みをしていく。その一例として、7月からpovoアプリにひっそりと「Explore」というタブが追加されており、ここでは毎月1万人ずつ、ランダムに選ばれたユーザーに対して実験的な機能・サービスをテスト提供していくという。

2周年キャンペーンの内容

2周年キャンペーンとして、10月31日までに申込・SIMの有効化を済ませた新規ユーザーには、222GB(3日間)のプロモコードをプレゼントする。新規契約のほか、他社からの乗り換え(MNP)も対象。コードは条件を満たしてから1週間以内にメールで送付される。

また、9月30日まで先着22,222個限定の「povoバラエティセット」を販売する。「データ使い放題(3日間)」「データ使い放題(24時間)」「5分以内通話かけ放題(3日間)」「海外ローミングデータ0.2GB(24時間)」という4つのトッピングをセットにした福袋のようなもので、料金は980円/回。データ使い放題(3日間)のみ購入時に即時適用され、その他はプロモコードとして7日以内にメールで送付される。

「povoエントリーセット」も10月29日まで販売する。こちらは「データ追加0.5GB(3日間)」と「5分以内かけ放題(3日間)」のセットで、povo2.0を使い始めたばかりでまずは音声通話もデータ通信も試してみたい人向けだという。先着222,000個限定で、料金は220円/回。