セイコーウオッチの薄型メカニカルウオッチ「クレドール ゴールドフェザー」から、精緻な彫金を施した限定モデルが登場する。

限定モデルとレギュラーモデル(2機種)をラインナップ。限定モデルは11月10日に発売し、550万円(12本限定)。レギュラーモデル2機種はどちらも11月10日にクレドールサロンで先行発売し、2024年4月3日にクレドールショップで発売する。価格はいずれも121万円。

  • <クレドール>ゴールドフェザー U.T.D. 彫金 限定モデル

  • <クレドール>ゴールドフェザー U.T.D. 彫金 限定モデル(レギュラーモデル)。「GCBE991」(左)、「GCBE989」(右)

セイコーウオッチは、「高精度化」と「薄型化」の2つのテーマに取り組み、1960年に高精度を追求した「グランドセイコー」、薄型化を極めた「セイコー ゴールドフェザー」を発表した。

セイコー ゴールドフェザーは、60余年ぶりとなる2023年は、「クレドール ゴールドフェザー」として復活。セイコー ゴールドフェザーをもとに、現代の高級薄型ドレスウオッチとしてふさわしいスペックとデザインにアップデートした新コレクションとなった。「薄く」「軽やかで」「空気をはらみ」「艶やかで」「優美」という5つのデザインコンセプトに基づいて開発している。

限定モデルの裏面から見えるムーブメントには、彫金師により「軽やかに舞う羽根」を題材にした精緻な彫金を施した。加えて、丹念に透かして彫り込まれた立体的な金色の羽根形彫金パーツを重ねている。

ダイヤルには、「宙に舞う羽根」をイメージした艶やかなスパイラル状のパターンを配した。このパターンは、原版に彫り込まれた模様をなぞることで忠実に模様を再現する機械彫刻の技法によって実現している。

  • このパターンは、ダイヤルの5倍の直径を持つ原版を読み取り、わずかに振動させながらダイヤルの外側から中心に向かって直接刃物で彫り込むという

限定モデルのケース素材はプラチナ950、ケースサイズは外径37.4×厚さ8.2mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、ストラップ素材はクロコダイル、防水性能は日常生活用防水。

手巻き式の機械式ムーブメント「キャリバー 6890」は、クレドール専用のムーブメントとなり、熟練の時計師によって生み出される。機械式ながら厚さがわずか1.98mmという極薄ムーブメントだ。パワーリザーブは約37時間。

  • 限定モデル「GBBY979」

レギュラーモデルも5つのデザインコンセプトに基づき、丸みを帯びた優美な造形と、袖口に収まりやすい薄さの両立を図っている。細く軽やかなかん足とベゼルには、熟練の職人によるザラツ研磨を施した。肌あたりのよいブレスレットや、裏ぶた、かん足の裏側など、腕に触れる部分をすべて曲面で構成することで、優しい着け心地に配慮している。

レギュラーモデルのケース・ブレスレット素材はステンレススチール、ケースサイズは外径37.1×厚さ8.0mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、防水性能は日常生活用防水。手巻き式の機械式ムーブメント「キャリバー 6898」のパワーリザーブは約37時間。