ダイキン工業は10月1日に、暖房器具「セラムヒート」シリーズの新製品として、セラミックファンヒーターと遠赤外線暖房を組み合わせた「ハイブリッドセラムヒート(WRH134AS-H)」を発売する。9月20日の時点では、大手量販店の予約価格は73,000円前後(ポイントバックを除く)。

  • ハイブリッドセラムヒート(WRH134AS-H)

ハイブリッドセラムヒートの運転を開始すると、まずは本体下部からの温風で足もとをすばやく温める。そこから徐々にパワーを落としつつ(温風を弱める)、遠赤外線の輻射運転へと切り替え。身体に吸収されやすいといわれる波長(3μm~20μm)の遠赤外線を用いており、熱量の90%~95%が身体に吸収されて芯から温めるとしている。

本体の出力や室温が安定したのちは、温風と遠赤外線を併用。温風のみ、または遠赤外線のみの運転も行える。出力は可変。温風が250W~1,250W、輻射が250W~1,100W、両者のハイブリッド運転が250W~1,100W(運転開始時は1,250W)となる。

  • 上面の操作ボタン類やインジケーター

省エネにも配慮。エアコンなど別の暖房と合わせて使う場合のハイブリッド運転(温風+遠赤外線)と遠赤外線運転では、温風の吹き出し温度が80℃を超えたり室温が約22℃になったりすると、パワー設定に応じて遠赤外線の出力をおさえる。これにより、消費電力を27%ほど節約できるという。人感センサーモードも備え、人の不在を検知してから約10分後に温風と遠赤外線の出力を250Wとして、そこからさらに約5分間の人の未検知が続くと自動的に運転を停止。これは消し忘れ防止にもなる。

本体は暖炉をイメージしたデザインと、ダークグレーのカラー。本体の表面温度を最大50℃以下におさえる「ひかえめモード」を搭載しており、本体前面から吸気して温度上昇を防ぐパンチングパネル構造を採用している。そのほか安全機構として、チャイルドロック、二重転倒OFF機能、パネルロック機能を装備。タイマーオフは0.5時間、1時間、2時間、4時間、6時間。本体サイズは幅500×奥行き226×高さ522mm、重さは約10kg、電源コード長は約3mとなっている。