スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー」から、ポルシェとのコラボレーションモデルとなる機械式クロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント x ポルシェ」が2機種登場した。発売時期はいずれも9月。

ラインナップと価格は、スチールケースの「CBS2011.FC6529」が111万5,500円、「18K 5N ローズゴールド」ケースの「CBS2040.FC8318」が295万3,500円。

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント x ポルシェ(CBS2011.FC6529)

  • タグ・ホイヤー カレラ クロノスプリント x ポルシェ(CBS2040.FC8318)

タグ・ホイヤーとポルシェは2021年2月にパートナーシップを締結し、現在までいくつものコラボレーションモデルを発表している。新作は、1963年に誕生した「タグ・ホイヤー カレラ コレクション」と「ポルシェ911」(当初の名称は901)の60周年を記念して生まれた。

ポルシェのアイコニックなモデルであるポルシェ911は、そのパワーや俊敏性、技術力に加え、時速100kmまでわずか9.1秒で加速するという記録で世間を驚かせた。

  • CBS2011.FC6529

  • CBS2040.FC8318

ムーブメントは、新しい自社製の自動巻き機械式クロノグラフムーブメント「TH20-08」を搭載。短時間の精密な計測を念頭に設計されたこのムーブメントは、ポルシェ901による9.1秒の0~100km/h加速を模している。中央針が軽やかに加速し、60秒かけて徐々に減速してから素早く再スタートする。パワーリザーブは約80時間と長い。

  • シースルーバックの裏ぶたからは、ムーブメントの動きを見られる

ダイヤルは、初代ポルシェ911へのオマージュとしてフランジに赤のラインを描いた。9.1秒の0~100km/h加速を表している。また、ストップウォッチ針などダイヤルのデティールにも赤を採用した。

6時位置のサブダイヤルは、時速50km周辺を目立つように示していた、1970年代のポルシェのアイコニックなダッシュボードを思わせる。9時位置サブダイヤルの赤いポイントは、エンジンに破損のおそれが出てくる限界値表示をイメージ。

ケースサイズは42mm、サテン・ポリッシュ仕上げを施している。風防は両面反射防止加工のドーム型クリスタルガラスの「グラスボックス」。ストラップ素材はレザー、防水性能は100m。