インターネットイニシアティブは9月7日、同社の個人向けMVNOサービス「IIJmioモバイルサービス」において、NTTドコモ通信網を利用する「ギガプラン タイプD」で音声通話機能付きeSIM(音声eSIM)の提供を9月22日に開始すると発表した。

  • IIJモバイルサービス ギガプラン 音声通話機能付きeSIM

    IIJモバイルサービス ギガプラン タイプD 音声通話機能付きeSIM

「IIJmioモバイルサービス」では2022年10月より、au通信網を利用する「ギガプラン タイプA」で音声eSIMの提供を行っている。今回のタイプDでの音声eSIM提供開始により、ギガプランで提供するタイプD/タイプAのどちらでも音声eSIMを利用できるようになったことになる。タイプDで音声eSIMを利用する場合の月額料金は、物理SIMを利用する場合/タイプAで音声eSIMを利用する場合と同じ。

また同日より、タイプDにおける物理SIMから音声eSIMへのSIM交換、音声eSIMのタイプD/タイプA間のキャリアタイプ変更、および8月24日に発表済みのタイプAにおける物理SIMから音声eSIMへのSIM交換についても、対応を開始する。

9月8日追記:記事初出時、「タイプAにおける物理SIMから音声eSIMへのSIM交換」について8月24日に対応済みと記載しておりましたが、8月24日時点では9月下旬の対応開始が発表されたのみで、対応は開始されておりませんでした。お詫びして訂正させていただきます。

物理SIMから音声eSIMへのSIM交換の手数料は2,200円。タイプDの回線契約の場合、さらに433.4円のSIMプロファイル発行手数料が発生する。逆に音声eSIMから物理SIMに変更することも可能で、その場合はSIMカード発行手数料として同じく433.4円の負担が生じる。ちなみにタイプAの場合、SIM交換手数料は2,200円で変わらず、SIMプロファイル発行手数料は220円、SIMカード発行手数料は446.6円となる。

音声eSIM利用時のタイプA/タイプD間のキャリアタイプ変更の場合も、SIM交換手数料は2,200円で同じ。別途発生するSIMプロファイル発行手数料は、タイプDへの変更の場合433.4円、タイプAへの変更の場合220円となる。

なお9月22日から11月30日までの間、物理SIMから音声eSIMへの変更を行う場合および音声eSIMのキャリアタイプ変更に生じる上記のSIM交換手数料をゼロ円とするキャンペーンが実施される。さらにタイプD 音声eSIMでのサービス利用をおトクに始められるキャンペーンの開催も予定しているという。こちらのキャンペーンの詳細は9月22日に告知するという。