ヤマハは9月6日、指を使って手軽にドラムを演奏できる新楽器「フィンガードラムパッド FGDP-50」「フィンガードラムパッド FGDP-30」を発表した。価格は、FGDP-50が39,600円、FGDP-30が25,300円。9月15日より発売する。

  • 指を使って手軽にドラムを演奏できる新楽器「フィンガードラムパッド」

フィンガードラムパッドは、18個のパッドを人間工学に基づいてアーチ状に配置し、親指、人差し指、中指の3本を使ってドラム演奏を楽しめる新コンセプトの楽器。両モデルともに基本機能は共通で、パッドの硬さや感度を最適化。ゴーストノート奏法や装飾音を加えるフラム奏法、ロール奏法といったドラム特有の奏法表現を可能にしている。シンバルをつかんで音を止めるシンバル・チョークといったアクションも、パッドを押しこむことで再現している。

  • 上位モデルの「フィンガードラムパッド FGDP-50」

  • 下位モデルの「フィンガードラムパッド FGDP-30」

  • 親指、人差し指、中指の3本を使ってドラム演奏ができる

あらゆる音楽ジャンルの演奏に応えられるよう、同社の電子ドラムDTXシリーズで好評のリアルアコースティックドラムサウンドと、新たにデザインしたエレクトロニックサウンドを搭載。アコースティックドラムサウンドはフィンガードラム用にチューニングしたものだ。

本体には2.5Wの4cmスピーカーと1,400mAhのバッテリーを内蔵し、スタンドアローンで演奏可能。バッテリー駆動時間は約3時間。PCとはUSBで接続でき、ソフトウェア音源やサンプリング音源を鳴らしたり、オーディオデータやMIDIデータへの録音などが行える。

スマートフォンとはオーディオケーブルで接続し、音楽を流しながらのドラムセッションを楽しめる。無料スマホアプリ「Rec'n'Share」との連携では、自身の演奏の撮影、録音、編集、SNSへのアップロードなどをサポートする。

  • スマホはケーブル接続となる

FGDP-50

FGDP-50は、1,500種の音色を内蔵し48種類のキットをプリセットする上位モデル。FGDP-50だけの機能として、8個のRGBパッドとディスプレイを搭載する。USBメモリーも接続でき、保存した音色やフレーズを本体のパッドに割り当てて演奏したり、演奏の録音などが可能だ。

  • FGDP-50はUSBメモリーが接続できる

ほかにも、さまざまな音楽ジャンルのベースやギター、シンセサイザーなどのバックトラックを再生してセッションを楽しめるSession Creator、設定したテンポと間隔で発音を繰り返し独創的な演奏を可能にするNote Repeatなど、よりクリエイティブな演奏を可能としている。本体サイズはW223×D223×H51mm、重さは1.1kg。

FGDP-30

1,212種の音色と39種類のキットをプリセットする下位モデル。本体サイズはW223×D195×H49mm、重さは1kg。