9月2日から10月3日まで、東京都にある「上野の森美術館」にて「Cygames展 Artworks」が開催中だ。

Cygamesは、「最高のコンテンツを作る」というビジョンのもと、2011年に設立されたゲーム会社。創業から十数年のうちに『神撃のバハムート』『シャドウバース(Shadowverse)』『グランブルーファンタジー』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ウマ娘 プリティーダービー』など、多くのヒットタイトルを世に送り出している。

Cygames展では、そんな同社タイトルのアートワークや資料を展示。その数は、なんと5,500点以上にも及ぶ。ゲームの世界をかたちづくるためになくてはならないデザインは、いかにして手掛けられてきたのか。クリエイターのこだわりや制作の裏側に触れることで、ゲームをより楽しめるようになるだろう。

  • 「Cygames展 Artworks」の開館時間は10時から17時まで。入場は閉館30分前まで。チケットは全日日時指定制。料金は、大人が2,000円、大学生・専門学生が1,500円、中学生・高校生が800円、小学生以下は無料

  • 建物の外観。大きなイベントのキービジュアルが描かれる

  • 会場入り口には同社が展開しているゲームの年表

会場に1歩足を踏み入れると、まずは巨大スクリーンがお出迎え。Cygamesが手掛けた最初のタイトル『神撃のバハムート』のアニバーサリー映像が流れる。壁の2面を使って「L字」に投影される映像は、視界に収まりきらないほど大きい。

また、クオリティの高いキャラクターイラストもズラリ。額縁に入った状態で並んでいることもあってか、1枚1枚が強い存在感を放っていた。

『神撃のバハムート』関連で特に圧巻だったのは全高3m超の巨大な「バハムート像」だ。今回の展示会のために特別に制作された目玉ともいうべき展示である。大きく広げた翼に鋭い爪、躍動感抜群のしっぽ、そして大きく口を開けたリアルな表情が、今にも動き出しそうな気にさせる。

さらに、来場者が驚くようなとっておきの仕掛けも用意。無料の「Cygames展 Artworks」公式ガイドアプリで「ARカメラ」を起動し、このバハムート像を映すと、目が光り、稲妻が走るといった派手なエフェクトが発生する。ただでさえ動き出しそうだったバハムート像に、まるで命が宿ったかのような演出。これには、思わず感嘆の声をもらした。

  • 巨大スクリーンに映し出される『神撃のバハムート』のアニバーサリー映像

  • 額縁に入ったキャラクターイラスト

  • 全高3m超の巨大な「バハムート像」は目玉。今にも動き出しそうなリアルさがある

バハムート像を公式ガイドアプリのARカメラで映すと……?

『シャドウバース』もただの展示ではなかった。目に飛び込んでくるのは、万華鏡の世界に飛び込んだような空間。第1弾から第28弾までのカードパックとしてリリースされてきた4,000枚以上ものデジタルカードがズラリと並んでいる。キラキラとしたデジタルカードは1枚でも見ごたえあるが、ここまでの数が並んでいる光景はほかでは見られないだろう。言葉を失うほどの美しさだ。

しかも、それぞれのカードをタッチすると、拡大されて、エフェクトとともに「進化」。インタラクティブな演出を楽しめるようになっている。

展示数が膨大なので、推しのカードを探したり、タッチ演出を楽しんだりしているだけで、かなりの時間を使ってしまうかもしれない。『シャドウバース』プレイヤーはもちろんのこと、未プレイの人でも楽しめること間違いなしだ。

また、同じエリアにはリアルカードゲーム『Shadowverse EVOLVE』のカードも展示されていた。デジタルカードに比べると枚数こそ少ないものの、1枚ずつクリアケースに入って展示されているため重厚感が伝わってくる。

  • 『シャドバ』のデジタルカードが4,000枚以上並ぶ展示はまさに壮観

  • タッチすると進化演出を楽しめる

  • 『Shadowverse EVOLVE』リアルカードも

『シャドウバース』展示のインタラクティブ演出

『神撃のバハムート』と『シャドウバース』以外にも、『グランブルーファンタジー』『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『三国志パズル大戦』『ナイツオブグローリー』『リトル ノア』『ドラガリアロスト』『ワールドフリッパー』『ウマ娘 プリティーダービー』といったタイトルの展示が行われている。

『グランブルーファンタジー』では、主人公たちを乗せて飛ぶ「グランサイファー」模型のクオリティの高さに驚かされた。実際に空を飛んでいるかのように展示されているので、さまざまな角度からじっくりと眺められるだろう。

壁一面に描かれた設定資料も圧巻だ。天井から床までびっしりとラフや設定資料で埋め尽くされている。天井付近はどうやって見ればいいのかわからないが、とにかく壮観だった。

『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』では、190人のアイドルすべてのイラストに加え、周年ごとに実際に制作された衣装も展示している。一般来場者は『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』の衣装の撮影は禁止されているのでご注意を。説明文も書かれているが、そちらも撮影禁止だ。

そのほか、『プリンセスコネクト!Re:Dive』では数多くのラフや原画、『ウマ娘 プリティーダービー』ではキャラクターのモデルとなった競走馬の写真や史実戦歴など、それぞれのタイトルでただの展示にとどまらない見どころを用意。実際にプレイしたことないタイトルでも、思わず見とれてしまうものばかりだった。この展示会自体も、来場者を楽しませてくれる“最高のコンテンツ”の1つと言えよう。

  • ※一般来場者は撮影NG

  • ※一般来場者は撮影NG

今後のリリース作品として『GRANBLUE FANTASY: Relink』と『GARNET ARENA: Mages of Magical』のコンセプトアートも展示されていた。

特に、『GARNET ARENA: Mages of Magical』は、これまで『Project GAMM』という仮称で開発していることしか明らかにされていなかったが、Cygames展ではコンセプトアートのほか最新映像も放映している。来場した際には、ぜひともチェックしてほしい。

忘れてはならないのがグッズ。ポストカードやステッカー、クリアファイル、缶バッジ、ジグソーパズル、NEW ERAコラボキャップなど幅広いラインアップを取りそろえる。展示はもちろんのこと、こちらも見逃し厳禁だ。

ちなみに、バハムート像でAR演出を楽しめる「公式ガイドアプリ」には、豪華声優による解説も収録されている。

出演するのは、緑川光さん(アルベール役/『神撃のバハムート』より)、優木かなさん(アリサ役/『Shadowverse』より)、東山奈央さん(ルリア役/『グランブルーファンタジー』より)、佐藤利奈さん(千川ちひろ役/『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』より)、M・A・Oさん(ペコリーヌ役/『プリンセスコネクト!Re:Dive』より)、ゆかなさん(ナーム役/『ドラガリアロスト』より)、逢坂良太さん(アルク役/『ワールドフリッパー』より)、藤井ゆきよさん(駿川たづな/『ウマ娘 プリティーダービー』より)。開発チームから聞いてきた話などを教えてくれるので、このガイドを聞きながら会場を回れば、より深く展示に没入できるはずだ。

ただし、ほかの来場者の迷惑にならないよう、会場内で音声ガイドを聞く際は、必ずイヤホンをつけるようにしよう。

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