伊藤園は8月28日、同社の特定保健用食品「お~いお茶 カテキン緑茶」のパッケージデザインに生成AIを活用すると発表した。これは、同社史上初の試みで、生成AIを活用したパッケージデザインの製品は、9月4日に発売を開始するとのこと。ネットでは「抹茶ラテっぽい」「ドラフトはAIに任せるの増えそう」などと話題となっている。

  • 伊藤園「お~いお茶」に生成AIでつくった新パッケージ - ネット「手づかみでお茶を食べる美少女とか出して」

    「お~いお茶 カテキン緑茶」、生成AIの画像を参考にした新パッケージを採用

新たなパッケージデザインは、茶葉の生命力を表現し、従来のデザインとは一線を画く鮮やかな色彩と、抜群の視認性を最大限に引き出したデザインになっているとのこと。

この新デザインは、マーケティングソリューションを提供する企業・プラグが、パッケージデザイン用に改良した「商品デザイン用の画像生成AI」サービスのパイロット版を活用することで誕生したという。ちなみに、すべて生成AIに任せたデザインというわけではないようで、生成AIが出力した画像を参考にして、イラストやデザインをデザイナーが作り直して完成させたのだそうだ。

この新パッケージデザインは、500mlと1L、2Lのペットボトルのほか、機能性表示食品「お~いお茶 カテキン緑茶 スティック」でも採用されるとのことだ。

  • 機能性表示食品「お~いお茶 カテキン緑茶 スティック」でも採用

同社は今回の発表について、生成AIを参考にしたパッケージデザインの製品を発売することで、「中身だけでなく、外観も時代に合った魅力を伝えられる製品開発に努めていく」としている。

ネット上では「物足りない。もっと手づかみでお茶を食べる美少女とか出して欲しい」「今はひとまずこういうレベルなのか」「今後の売れ行きについても情報が欲しいですね」「抹茶ラテっぽいね」「1から作り直したってAIの意味とはw」「ドラフトはAIに任せるみたいなの増えそう」「たたき台をAIで作って、あらましデザインの方向性決めてからデザイナーが仕上げる、的な感じかな」などの声が寄せられた。