ソフトバンクは8月22日、同社のモバイル通信サービス“ワイモバイル”に、新しい料金プラン「シンプル2 S」「シンプル2 M」「シンプル2 L」(以下「シンプル2 S/M/L」)の提供を10月以降に開始すると発表した。具体的な提供開始日は別途告知するとしている。
新しい料金プランは、現在3GB/15GB/25GBの3段階のデータ容量で提供している「シンプルS/M/L」に代わるもので、ユーザーのデータ通信利用が拡大する状況を踏まえてS/M/Lのデータ通信量を3GB→4GB/15GB→20GB/25GB→30GBにそれぞれ増量。各プランの月額基本料および各種割引の内容は次のようになる。
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額基本料 | 2,150円 | 3,650円 | 4,650円 |
①PayPayカード割 | −170円 | ||
②おうち割 光セット(A) | −1,100円 | −1,650円 | |
③家族割引サービス (2回線目以降) |
−1,100円 | ||
月額基本料+①+② | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
各プランとも、あまったデータ容量は、翌月に加入するプランのデータ容量を上限として、くりこしが可能。また上記に加え、M/Lの両プランには、データ使用量が1GB以下だった月は自動的に月額基本料から1,100円/2,200円を値引きし、Sプラン相当に料金を抑える自動割引も適用される。
契約回線のデータ容量を複数のデバイスで共有できる「シェアプラン」も利用可能。「シェアプラン」利用のための追加SIMは月額980円となるが、「シンプル2 S/M/L」では「シェアプランセット割」が適用されるため、半額の490円で利用できる。
なお、新プランでは所定のデータ容量を超過した際の速度制限について、新たに2段階で制御する仕組みを導入する。具体的には以下のような通信速度上限が適用される。
プラン | S | M | L | |
---|---|---|---|---|
第一段階 | データ使用量 | 4〜6GB | 20〜30GB | 30〜45GB |
速度 | 300kbps | 1Mbps | ||
第二段階 | データ使用量 | 6GB〜 | 30GB〜 | 45GB〜 |
速度 | 128kbps |
月額550円の「データ増量オプション」も引き続き提供され、「シンプル2 S」では2GB、「シンプル2 M/L」では5GBの増量となり、それぞれ9GB/25GB/35GBの月間データ容量となる。データ増量オプション適用時は、翌月へのくりこし上限もデータ増量分も含む容量が適用される。
月額基本料に含まれない従量課金分としては、国内音声通話が30秒あたり22円、国内SMSの送信が1通につき3.3円〜33円(受信は無料)となる。
音声通話の定額オプションとしては、10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額+」(月額880円)、10分を超える国内通話も無料になる「スーパーだれとでも定額+」(月額1,980円)を提供。これらの定額オプションの加入者は、現在の「だれとでも定額」「スーパーだれとでも定額(S)」では有料オプションとなっている「留守番電話プラス」「割込通話」「グループ通話」「一定額ストップサービス」を追加料金なしで利用できる。
「シンプル2 S/M/L」の提供開始に合わせて、現行の「シンプルS/M/L」「ケータイベーシックプランSS」「シンプルSデータ増量キャンペーン」は新規申し込み受け付けを終了する。