待ちわびたお盆の連休がやってきました! お酒とアテが大好きな筆者は、翌日のことを気にせず外で一杯呑もうと張り切っていたものの、台風のせいでひきこもることになりそう……。

それならば家でお酒を楽しもうという筆者のような人に向けて、今回は、筆者の家呑みをアップグレードしてくれた山善の「減煙電気七輪 HITORI-JIME GRILL(ESR-Q100)」(以下、HITORI-JIME GRILL)を紹介します。

  • 山善「減煙電気七輪 HITORI-JIME GRILL」

居酒屋のつまみやお酒はもちろん美味しいですが、家呑みには家呑みの魅力があり、筆者はよく開催します。とはいえ手の込んだおつまみを作るわけではなく、特に平日は仕事帰りのスーパーで買った総菜やおつまみで呑む場合がほとんどです。

それでも、「おつまみにかけるお金を減らしつつ、お店の味に近いようなつまみをお酒と美味しくいただきたい」というわがままな要望を満たすために、筆者が大好きな焼き鳥を、お店の味に近づけられるようHITORI-JIME GRILLを購入。直販価格は4,980円でした。

  • 筆者の家呑みで活躍する“三種の神器”。左が今回紹介するHITORI-JIME GRILLです。ちなみに真ん中は毎回同じ濃さでハイボールが作れる「酒呑みのためのオート定量ディスペンサー マスターいつもの」(サンコー)、右は揚げ物用の「スクエアフライヤー 1.2L」(ライソン)

家で焼き鳥を焼きたいが、煙たいのはイヤ

  • 本体サイズはW345×D140×H100mm(取っ手含む)、重さは約1.3kg。焼き網のサイズは253×100mm。消費電力は1,000W。コード長は1.2mです

HITORI-JIME GRILLは、1~2人用に適したコンパクトな電気七輪。焼き鳥やエイヒレなど王道のつまみを炙るのにちょうどいいサイズ感です。最大の特徴は、ヒーターが焼き網の真下ではなく側面に装備されている点。

一般的な電気七輪だと、ヒーターが焼き網の下にあるものが多く、食材を焼いていると油がヒーターに落ちて蒸発し、煙が発生してしまいます。焼き目のついた美味しい焼き鳥を食べたいものの、部屋ににおいが染みついたり、煙たくなったりするのは回避したいところ。

これに対しHITORI-JIME GRILLは、焼き網から落ちた食材の油がヒーターにかからないため、食材を焼いて発生する煙のうち、ヒーターに油がかかって発生する分をカット。また、側面からでも熱が焼き物にしっかりと伝わるよう、ヒーター裏側には反射板を設置しています。

  • 側面に配置されたヒーター

  • 焼き鳥を焼くのにはちょうどいいサイズ

  • 水受けトレイに水をセットしてから使用します

電源ボタンなどはなく、ヒーター温度は前面のダイヤルで切り替えます。保温(warm)から強火(high)まで、無段階で調節できるので、焦げ目をつけたいときは強火、焼き上がってほかの串を食べているときは保温、といったようにサッと切り替えられるのが便利です。

付属の焼き網は網目が細かいほか、シリコン樹脂加工が施されています。焼き鳥のタレやエイひれのコゲなど汚れが付きにくく、汚れが付いても通常の水洗いで手軽に取り除けました。

  • 網目の細かい焼き網

  • 操作は前面のダイヤルのみ

焼き鳥とハイボールが……止まらない!

強火にして実際に焼き鳥(加熱済みの冷凍食品)を焼いてみると、終始煙はほぼゼロ。1時間ほどかけながら焼き鳥10本、つくね5本、エイひれ数切れを焼きましたが(食べすぎ)、天井にもまったく煙が溜まりませんでした。これはすごい。

「ヒーターが側面についている分、火力が物足りなくないか」という点が心配でしたが、火力は十分でしっかりと焼けました。しっかりついた網目状の焦げ目や炭焼きのような香りは、レンチンしたものとは一線を画すウマさ。ハイボールが止まらなくなります。

  • 焦げ目がしっかりつきます

  • つくねも大変美味でした

少しだけ気になる点は、過熱防止のためヒーターが自動でオンオフを繰り返しながら加熱するので、焼き上がりまでの時間が若干長いこと。

筆者はほかのつまみを食べつつ、お酒を呑みながら焼くのでそれほど気になりませんでしたが、一人焼肉などに使うときには若干じれったい気持ちになりそう。また、貝やエビなど殻のあるものはより焼き上がりまで時間がかかります。片手にお酒を持ちながら晩酌用として使うのがオススメです。

  • 焼き鳥とハイボールが……止まらない!